おはようございます。
スマートライト中畑です。
今朝、「NHKが番組表APIを6月中に公開する」というニュースが飛び込んできました。
APIというのはApplication Programming Interfaceの略なのですが、簡単に言うと、NHKの番組についてのデータを第三者が作成するプログラムの中で利用できるようになるということです。
これでもわかりずらいとおもうので、もっと具体例を言うと、NHKという番組のデータの中から「LED」というキーワードが含まれたものを、日々、自動的に自分のホームページに表示させることができる仕組みが公開されたということなんです。
もちろん、事前に公開されている情報を調べることで、人力でもそういうことはできますが、プログラムを書いておけば、人の手はまったく必要ないということと、なにか変更があったとしても、NHK本体の方でデータが変更されれば、自動的に自分のホームページの情報も更新されます。
APIについては、このブログでも過去にいくつか記事を書いていて、その中でAPIのことを説明したりしているのでよかったら、過去記事をみてみてください。
企業は自社製品の情報をAPIで公開してサイト運営者に営業をまかせる時代がくるのか? APIエコノミーについて | スマートライト|照明についてのポータルサイト
で、なにがいいたいのかというと、世の中、自分たちがもっているデータはなるべく公開して、第三者がそれをつかった便利なサービスを使えるような流れが確実にきているということ。
かつては、なるべく自社のデータは公開しないで、ユーザーが必要とすることをまるまる自社で引き受け、ユーザーの手間をとらせないかわりに、自由度を奪い、自社製品の売上につなげるというひとつのビジネスモデルがありました。
DIALuxもまったくそうですが、自社のデータはなるべく公開し、ユーザーの自由度を高めたり、もしくは、ユーザーが使いやすい状態にしてくれる第三者が自社のデータを扱えるようするのが流れになっています。
それは、ビジネスもそうですが、下記のように行政もオープンデータというカタチでデータを公開、利用できるようにしています。
経済産業省のオープンデータ実証用サイト「Open DATA METI」(β版)公開とPhilips、Appleの「Hue」に感じた時代の流れとは? | スマートライト|照明についてのポータルサイト
照明についていうと、例えばすべてのランプについて、どれが生産中止になって、どれが代替えになるのかなんてことを1人、もしくは1社で管理することはほぼ不可能だけど、ランプメーカーが自社でもっている情報を、APIというカタチで公開してくれれば、第三者がそのAPIをつかって、メーカーではもっていないところだけ(例えば、A社のXXというランプの代替えはB社のZZになる)というようなところだけを用意すればよいということになります。
もちろんこれは、ランプだけでなく照明器具にもあてはまるし、照明器具に関連する多くの機器や部品にも当てはまります。
おそらく、BIMがすすむと、APIをつかって各設備の情報をメーカーのサーバーから呼び出し、設備や建築との整合性をとるようになるのではないかと思います。
つまり、大元ひとつの更新をするだけで、すべてが更新される。
ということで、照明業界のみなさん、迫り来るAPI社会を前に、ぜひ、プログラミングをしておくことを強くおすすめします。自分がするしないにかかわらず、ここらへんの仕組みがわかっているのとわかっていないのでは、選択肢が大きく変わってきます。
だって、NHKがAPIを公開する世の中になったんですよ!!
P.S、今日から海外出張なので、明日のブログはお休みします。
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