白熱電球からはじまり、蛍光灯タイプや水銀灯タイプなど、今や既存のありとあらゆる光源の置き換えとして続々とLEDランプが出てきておりますが、お店の照明などでよく利用されている直径7cm(70φ)のダイクロミラータイプハロゲンランプ(一般にJDRφ70)の代替えとなるLEDランプがウシオライティング株式会社より発売になりました。
さて、こちらの製品、ウシオライティングのLEDIU(レデュー)というブランドで、JDRφ50タイプやミニレフランプ形のLEDもこのレデューシリーズのラインナップとなります。ちなみに、シャンデリア球の代替えとなるLEDランプのシリーズは、Let(レット)と呼ばれています。
外観
まずは外観の比較。
横にならべたところ。左がレデューです。
正面からみたところ。LEDのモジュールが6つ使用されています。こちらも左がレデュー。
箱を比べてみました。レデューのパッケージデザインの方がおしゃれな感じですね。(左がレデュー)
見た目、レデューの方はヒートシンクの金属的な質感が強いですが、寸法的には、ほぼ同じ大きさです。
ちなみに、ウシオライティングさんのカタログを拝見したところ、ご覧のように、とてもわかりやすく大きさの比較がされています。これなら、既存の器具の交換用に使えそうですね。
配光
さて、次に配光です。スクリーンに光を照射して比較してみました。左が従来のハロゲンランプ、右がレデューです。
ハロゲンランプの場合は、狭角、中角、広角と3種類の配光があるのですが、こちらは中角(20度)配光に商品数を絞っています。
見たところ、やはり店舗照明のハロゲンランプに長い経験と実績を持つウシオライティングさんならではのハロゲンと比較して遜色ない配光を実現しています。
こちらも、ウシオライティングさんのカタログには配光比較が出ています。
電力
先日アップしたスライドのとおり、数字で比較します。
レデュー(LED) | 従来ハロゲン | |
電力(W) | 10 | 75 |
光束(lm) | 630 | 1200 |
効率(lm/W) | 63 | 16 |
さて、上記で気になるのが光束(lm)というところ、ハロゲンランプが1200lmあるのに対して、レデュー(LED)は約半分の630lmとなっているので、レデューの方が暗そうなイメージがあります。
しかし、実はダイクロリフレクタータイプのハロゲンランプは、ミラーの後ろに熱を逃すため、こちらの1200lmの光束がすべて前面に出てくる光になるわけではありません。また、ハロゲンランプは中のフィラメント(ぐるぐるまいてあるコイル)部分が発光し、その多くがミラーに反射する設計になっています。
この時、フィラメント自身の陰になったりして有効に利用できない光が発生してしまい、結果的にこれらのロスを考慮すると、この光束値が明るさを比較する絶対的な指標にはならないのです。
ではどこで比較するか?本当は、ランプの前面ガラスから照射される分だけの有効な光束値があれば良いのですが、なければ光度(カンデラ)という値で比較します。
下記、製品カタログからの数値で、ハロゲンもレデュー(LED)も最大光度は3900cdとのことです。
注意点
カタログやパッケージには、下記のように注意書きがあります。
この中でも特に気をつけなければならないのは、調光はできないというところ。
お店によっては、現在のハロゲンランプを調光して使用されているところもあると思いますが、この70φタイプのレデューは調光に対応していないので、購入される場合にはお気をつけください。
まとめ
ということで、ウシオライティングから新しく発売されたレデューシリーズの70φダイクロハロゲン形LEDランプのご紹介をいたしました。
省エネ性能についてあまり触れませんでしたが、エネルギーを光に変えるランプ効率は、従来のハロゲンが16lm/Wに対し、レデューは63lm/Wとなっており、4分の1程節電効果が期待できます。
明るさも光度値で3900cd、調光は対応していませんが、寸法的にも従来器具にそのまま利用することができるため、とてもおすすめなランプです。
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