おはようございます。スマートライト中畑です。
iPhoneやMacのことなどを中心に毎日更新されている岩手県在住のハンサムクロジ(@kuroji1987さんのNanokamo Blogにて”iOSアプリで制御できるLEDライト『Hue』の販売がアメリカ・ヨーロッパのApple Storeで始まる”という記事がアップされていました。(ちなみに、WordPressに移行してからは毎日読んでます!)
iOSアプリで制御できるLEDライト『Hue』の販売がアメリカ・ヨーロッパのApple Storeで始まる | NANOKAMO BLOG
これ、ちょっとかなりすごいですよ!
なにがすごいって、まずはこの”hue”のために作られたウェブサイトがすごい!
当然HTML5だし、パララックスやアニメーション演出をばりばり使った「高級ペライチサイト」だし、iPadにも対応したレスポンシブデザインだし!既存のPHILIPSのサイトと比較するとそのイケてる感がすごい!
↓ 高級ペライチサイトについて
縦や横に長いサイト「高級ペライチ」1度は見ておきたいスクロール演出のまとめ32個! | KAYAC DESIGNER’S BLOG – デザインやマークアップの話
さらに、Vimeoの動画を見てびっくり!
これ、”Personal Wireless Lighting”とコンセプト、つまり、”個人が無線で光を制御できる照明”ということなのですが、まずはなにはともあれこの動画をご覧あれ。
hue – Master Video from Philips Color Kinetics on Vimeo.
どうやって使う?
単純に今まで白熱電球を利用していた照明器具のランプをこのhueに交換するだけ。配線や工事など何も無し。日本では部屋の天井の真ん中に丸い蛍光灯の器具がひとつだけというパターンが多いけど、ヨーロッパだとそういう照明の使い方は少なくて、部屋の中にスタンドがいくつも使われていたりします。
なので、そのスタンドのランプをこのhueに変えるだけ。あとは、iPadやiPhoneのアプリでコントロールできるというもの。
すごいその1 タイマーでシーンのコントロールができる
iPhoneやiPadのアプリから、起床時間を設定してどのような色のシーンにするのかのプログラムが組めるようです。私は目覚ましとして、iPhoneのSleepCycleというアプリを使っていますが、これは音だけではなく振動を使って目を覚まさせてくれる機能があります。hueを使えば、照明点灯や変化をさせることで起床を促すシステムが簡単に導入できそうです。
将来的には、iPhoneの振動センサーからタイミングを送って起床時の照明演出をはじめることなどもできそうですね。
Sleep Cycle alarm clock 4.0.1(¥85)
カテゴリ: ヘルスケア/フィットネス, ユーティリティ
現在の価格: ¥85(サイズ: 11.5 MB)
販売元: Maciek Drejak Labs – Maciek Drejak Labs
リリース日: 2009/07/23
すごいその2 外にいても家の照明を点けたり消したりできる
誰もいない真っ暗な部屋に帰るのは寂しいもの。このhueを使えば、外からiPhoneで室内の照明を点灯することができるそうです。これはたとえば長期外出するようなとき、任意の時間に点けたり消したりすることで、外から見たらまるで人がいるように装うことができ防犯対策にもなりますね。
既にそういうことができる製品もありますが、このhueを使うととても安価にそういうことも機能の一つでできそうです。
まとめ
残念ながら日本での発売がどうなるかはわかりませんが、LEDの技術、色を変化させる技術、ネットを利用して制御する技術など、新しい技術が小さいLED電球ひとつに込められたこのhueという商品。かつてこれと同じような機能を利用するには高い費用が必要となったものが、非常に低コストで実現できるとても可能性のある商品です。
これ、APIとかも公開されて自由にプログラムできるようになると、さらにネットの世界とリアルの世界を照明という切り口でお互いにつなげることがとても簡単になりそうです。
いやぁ、これはすごいですよ、本当に!
やっぱりこういうものを考えて商品化するPHILIPSはすごい会社です。
日本でも発売になったらいいですね!