経済産業省のオープンデータ実証用サイト「Open DATA METI」(β版)公開とPhilips、Appleの「Hue」に感じた時代の流れとは?

おはようございます。スマートライト中畑です。

最近は直管形LEDのソケット規格や水銀条約のことなどもあり、たまに経済産業省のリリースをチェックしているのですが、こんなリリースを見つけました。

白書や統計などの公表データがより一層活用しやすくなります~オープンデータ実証用サイト「Open DATA METI」(β版)の公開~(METI/経済産業省)

リリースには、

この取組は、経済産業省が保有している白書や統計などの公表データを、これまで以上にビジネスなどの民間での利活用につなげるため、より加工しやすい形で保有データを公開するものです。

と書かれており、各業界の統計データなどがMS-Excelのファイル等で取得できるようです。

ネット上では既に国土交通省が地形情報や施設情報などを、国土政策局GISホームページにて提供されていますが、こちらが位置を示す固定の情報にたいして、経済産業省が公表するのは、その位置にある企業が活動することによって産まれる数字など流れの情報になります。

国土政策局GISホームページへようこそ

今回、「オープンデータ実証用サイト「Open DATA METI」(β版)」がさらに興味を引くのは、オープンデータアイディアボックスという情報発信側だけでなく、利用者の意見をききいれるシステムが作られていること。

これ、どういうことかというと、昨年発表になったPhilipsとAppleが組んで家庭の照明をコントロールできる照明システム「Hue」の例を出すと、「Hue」はPhilipsでもAppleでもない一般の企業や開発者が自由に制御できるように仕様を公開していたり制御する部分のプログラムを無償で提供しているので、使い方は自分たちだけで考えるのではなく、誰でも自分なりの使い方を考えて、プログラミングさえできればそれを実現するシステムがつくれてしまうというところ。

さらに一昔前までは、その仕様を利用するためにはライセンス費用を払わなければいけなかったんだけど、PhilipsとAppleの「Hue」については、規約はあるもののその範囲内であれば自由にその機能を使うことができるというもの。

”Philipsのhueは欧州のアップルストアで独占販売”から見えてきた!家庭の電化製品と空間をコントロールするのはPhilips主導?それともApple? | スマートライト|照明についてのポータルサイト

で、今回のこのオープンデータアイディアボックスは、一般の人が自由に経済産業省がもっているデータを使う方法についての意見を言えるシステムをつくり、内容によってはそれを実現するためのデータの公開をしてくれたり、使いやすいようなシステムも考えてくれるということ。

「Hue」と今回の経済産業省のオープンデータアイデアボックスに共通しているのは、使い方を提供側だけで考えるのではなく、利用者側が考え、かつそれを実現できるというところ。

現在はまだ「利用活用事例」は出ていないようですが、先ほどの国土政策局の位置的な情報と、経済産業省のもっている各種統計情報を組み合わせることができると、地理的な情報に産業の変化を視覚的に表現することができて、なにかできそう。

うまく説明できないけど、どんなビジネスでお金が消費されているのかを見せることができたりして、世代間の感覚の違いを説明できたりするのではないかと思ったりしています。

ということで、データが外部から利用できる(APIが公開される)ようになったら、プログラムを組んでみたいなぁとワクワクです。

Opendatameti

Philipsが直管形LED(MASTER LEDtube)省エネリニューアル「無料体験モニター」を募集中

おはようございます。スマートライト中畑です。

MASTERLEDtubeという直管形LEDランプを販売している株式会社フィリップスエレクトロニクスジャパンが、省エネリニューアルを検討している法人向けに、モニターレポートの作成、および写真を販促物へ利用することへの許諾を条件として、100本のランプを無償で提供するモニターキャンペーンを始めたようです。

Master LED モニターキャンペーン

フィリップスは1891年にオランダのアイントホーフェンと言う街で電球工場から始まった会社で創業120年以上の世界的な企業。照明だけでなく、病院のMRIやCTなどの検査装置や、電動歯ブラシのソニックケアなど、人々の生活を豊かにするための空間づくりに必要な照明や、健康に関わる商品などを数多く開発・販売しています。

超電導磁気共鳴画像診断装置  Philips

(http://www.healthcare.philips.com/jp_ja/products/mri/systems/index.wpdより引用)

あと、以前ご紹介したグロー・アイントホーフェン(Glow Eindhoven)というイベントもフィリップスとアイントホーフェンに関係の深いイベントです。

グロー・アイントホーフェン2012(Glow Eindhoven)がいよいよ今月10日からはじまります | スマートライト|照明についてのポータルサイト

なによりも、この会社は、Appleのデバイスとユーザーインターフェースを使いPhilipsのコントロールと電球で家庭の照明を自由に!本当に自由に!コントロールしようという「hue」をリリースしたあのPhilipsなんです!

ネットとリアルな空間を照明という切り口で自由につなげる可能性!PHILIPSのhueというRGB LED電球という商品がすごすぎる! | スマートライト|照明についてのポータルサイト

”Philipsのhueは欧州のアップルストアで独占販売”から見えてきた!家庭の電化製品と空間をコントロールするのはPhilips主導?それともApple? | スマートライト|照明についてのポータルサイト

すみません、ちょっとアツくなってしまいました。

こちらの「無料体験モニターキャンペーン」、法人対象で申し込みは12月25日までなので、ぜひ、フィリップスの公式サイトで詳細をチェックしてみてください。

Master LED モニターキャンペーン

”philips hue 購入”で検索しても、”philips hue 販売”のページがひっかかるのでGoogle検索がすごいとおもった件

先日記事を書いたPhilipsがAppleストアで独占販売を始めたLED電球のhueの件。

”Philipsのhueは欧州のアップルストアで独占販売”から見えてきた!家庭の電化製品と空間をコントロールするのはPhilips主導?それともApple? | スマートライト|照明についてのポータルサイト

最近この記事へのアクセスが増えてきたのでキーワードをチェックしてみたところ、

“philips hue 購入”

というものがあった。

早速、Googleでそのキーワードの検索をかけたところ、上記のページが一番に表示された。

ただし、よく見ると”購入”というキーワードは、”販売”というところでヒットしているようだ。

001

つまり、Google検索は”購入”の類似語の”販売”というキーワードに変換して結果を表示させているようだ。

残念ながら、まだ日本国内でのPhilips hueが購入できるようになるのはいつになるのかわからないが、やはりこの商品の要望はかなりありそう。僕としても、今、すっごくほしい物のひとつです!

”Philipsのhueは欧州のアップルストアで独占販売”から見えてきた!家庭の電化製品と空間をコントロールするのはPhilips主導?それともApple?

おはようございます。スマートライト中畑です。

昨日紹介したPhilipsのhueというランプシステムですがフィリップスの公式ページにこの製品のニュースが10月29日付けでアップされておりました。知れば知るほど、これから家庭の中でおこるであろう未来への大きな変化の兆しに胸が踊ります。

アプリケーションで明かりをカスタマイズできるLED電球「Philips hue」を発表

あらためて、自分が感じたポイントをご紹介します。

1. 欧州のアップルストアで独占販売

フィリップスといえばコーヒーメーカーやシェーバーなどが国内での民生品として有名ですが、最近はiPhone用のスピーカーや屋外でダンスの練習をするためのワイヤレススピーカーなども量販店などで見ることができます。

フィリップス Fidelio ドッキングスピーカー

日本でのフィリップスの電球はプロ用が多い為、一般的に目にする機会は少ないですが、ヨーロッパではそれこそパナソニックや東芝のランプなどのようにスーパーや量販店などで気軽に購入できるメーカーのひとつです。

しかしながら今回のhueは欧州でもアップルストアで独占販売という特殊な販売方法になるそうです。たしかに、制御するためにiPhoneとアプリが必要になることや、ブリッジ(後述)と呼ばれるゲートウェイを設置する必要があることなどを考えると、ある程度販売対象を絞る必要がありそうです。

2. ブリッジと呼ばれるゲートウェイからZigBeeで制御する

下記がプレスリリースに示されたhueの作動の仕組みです。

Hue03

部屋の中には、ブリッジと呼ばれる制御するための機器を設置します。これにインターネットのケーブルを接続します。

Hue01

イメージ的にはApple TVのような感じですね。このブリッジから個々の電球をZigBeeという通信規格で制御します。ちなみに、Apple TVはWiFi接続できますが将来的にはこのブリッジもWiFi接続できるようになるのではないかなと。もしくは、次の世代のAppleTVがhueのブリッジの機能を搭載してしまったりすることも?

そういえば、PhilipsはTVの映像に合わせて液晶TVの後ろについたRGB照明を変化させるAmbient(アンビエント)という商品があります。今回のhueをきっかけにそれまでは個々の家電製品の中にRGBを仕込まないとAmbientが出来なかったのが、hueが部屋の中に設置されることで、信号だけ飛ばせば自由に部屋をRGBで演出できることになります。

Amblone: DIY Ambilight – Circle of Life from Amblone on Vimeo.

今は雰囲気としてのAmbientですが、これからはコミュニケーションとしてのAmbientになっていく可能性もあります。例えば、人が訪れてチャイムがなると同時に部屋のhueが赤色で点滅するなど。

どちらかというと、家庭の中で利用されている照明も家電製品もPhilipsがずっと昔からやってきたことですが、AppleはiPhoneやiPad、AppleTVなどで近年、家庭のリビングに自社製品が利用されることを進めてきました。このPhilipsとAppleという2社が一緒になって、今回、家庭内の機器を制御する製品を送り込んできました。

まずは照明で始まりましたが、これから照明以外にも展開することを考えているのではないでしょうか? そして、今後この家庭内の環境をPhilips主導でコントロールしていくのか、Apple主導でコントロールしていくのかはまだわかりませんが考えただけでわくわくしますね!

↓ ZigBeeの簡単な説明

5分で絶対に分かるZigBee - @IT

↓ ZigBee詳細
ZigBeeとは (ジグビーとは) – TOCOS-WIRELESS.COM

3. 世の中の開発者に開発ツールを提供する

みなさん、iPhoneアプリをつくったことがありますか?

プログラミングという知識と技術が必要になりますが、継続して学習することができれば、誰にでもiPhoneのアプリを作れるだけの情報と機会が世の中に溢れています。また、そのアプリを世界中の人へ供給するためのiTunesストアというプラットフォームもあります。

hueのサイトを見ると、”Developers(開発者)”というページがあります。

下記はそこに書かれていることなのですが、つまり、開発するためのツールや情報をPhilipsは公開・提供する準備をしているそうです。

We’re developing for developers

You’ve probably realized by now that hue can do some pretty amazing things with light. But we’ve only just scraped the surface. And that’s where we need developers like you to get involved and really bring hue to life.

Later in the year we plan to release a wealth of developer tools – from parts of our bridge interface to some ‘how to’ guides – so you can get hands on with hue. We’re also working on an iOS and Android SDK, to make coding and linking to hue a breeze.

So if you want to make a new app, a game or even just a bit of fun with light, we’ll provide the tools if you come with the inspiration.

If you’ve already got a great idea bouncing around in your head then get in touch. And if it’s really cool then we might even promote it to the hue community.

Developers

これ、今までは照明のRGB制御というのは照明業界でも一部の人しかそのプログラムができない特殊なことだったのですが、hueが世の中で使われるようになり、ちょっとしたアイデアを思いついた人がそのアプリケーションを作れて、そういうものが世の中で増えてくると、今までは特別だった照明演出というものが自体が普通のことになってしまいそうです。

まとめ

いやぁ、もう書きながら勝手に一人で興奮しています。

このhueの登場と情報や開発ツールを世界中にオープンにすることによって、きっと、今までなかったような使い方が続々と出てくるでしょう。そして、今まで連動できなかったものが簡単に連動できるようになるでしょう。

照明の世界もLEDの登場で演出照明と一般照明の分かれ目がなくなってきたり、BIMの登場で建築と設備や設備の中の照明だけで独立していた境界がなくなってきたり、今は技術の進歩でいろんな境界がなくなったり曖昧になってきています。

hueの登場はまた別のジャンルからきた境界の消失につながりそうです。

ちょっと恐ろしい気持ちもありますが、それ以上に今回のニュースは新しいものがつくれるような、そんな可能性を感じています。

ネットとリアルな空間を照明という切り口で自由につなげる可能性!PHILIPSのhueというRGB LED電球という商品がすごすぎる!

Hue

おはようございます。スマートライト中畑です。

iPhoneやMacのことなどを中心に毎日更新されている岩手県在住のハンサムクロジ(@kuroji1987さんのNanokamo Blogにて”iOSアプリで制御できるLEDライト『Hue』の販売がアメリカ・ヨーロッパのApple Storeで始まる”という記事がアップされていました。(ちなみに、WordPressに移行してからは毎日読んでます!)

iOSアプリで制御できるLEDライト『Hue』の販売がアメリカ・ヨーロッパのApple Storeで始まる | NANOKAMO BLOG

これ、ちょっとかなりすごいですよ!

なにがすごいって、まずはこの”hue”のために作られたウェブサイトがすごい!

http://www.meethue.com/en-US

当然HTML5だし、パララックスやアニメーション演出をばりばり使った「高級ペライチサイト」だし、iPadにも対応したレスポンシブデザインだし!既存のPHILIPSのサイトと比較するとそのイケてる感がすごい!

↓ 高級ペライチサイトについて
縦や横に長いサイト「高級ペライチ」1度は見ておきたいスクロール演出のまとめ32個! | KAYAC DESIGNER’S BLOG – デザインやマークアップの話

さらに、Vimeoの動画を見てびっくり!

これ、”Personal Wireless Lighting”とコンセプト、つまり、”個人が無線で光を制御できる照明”ということなのですが、まずはなにはともあれこの動画をご覧あれ。

hue – Master Video from Philips Color Kinetics on Vimeo.

どうやって使う?

Hue01

単純に今まで白熱電球を利用していた照明器具のランプをこのhueに交換するだけ。配線や工事など何も無し。日本では部屋の天井の真ん中に丸い蛍光灯の器具がひとつだけというパターンが多いけど、ヨーロッパだとそういう照明の使い方は少なくて、部屋の中にスタンドがいくつも使われていたりします。


Living Room / BFS Man


Living room / naan

なので、そのスタンドのランプをこのhueに変えるだけ。あとは、iPadやiPhoneのアプリでコントロールできるというもの。

すごいその1 タイマーでシーンのコントロールができる

Hue02

iPhoneやiPadのアプリから、起床時間を設定してどのような色のシーンにするのかのプログラムが組めるようです。私は目覚ましとして、iPhoneのSleepCycleというアプリを使っていますが、これは音だけではなく振動を使って目を覚まさせてくれる機能があります。hueを使えば、照明点灯や変化をさせることで起床を促すシステムが簡単に導入できそうです。

将来的には、iPhoneの振動センサーからタイミングを送って起床時の照明演出をはじめることなどもできそうですね。
Sleep Cycle alarm clock 4.0.1(¥85)
カテゴリ: ヘルスケア/フィットネス, ユーティリティ
現在の価格: ¥85(サイズ: 11.5 MB)
販売元: Maciek Drejak Labs – Maciek Drejak Labs
リリース日: 2009/07/23

すごいその2 外にいても家の照明を点けたり消したりできる

Hue003

誰もいない真っ暗な部屋に帰るのは寂しいもの。このhueを使えば、外からiPhoneで室内の照明を点灯することができるそうです。これはたとえば長期外出するようなとき、任意の時間に点けたり消したりすることで、外から見たらまるで人がいるように装うことができ防犯対策にもなりますね。

既にそういうことができる製品もありますが、このhueを使うととても安価にそういうことも機能の一つでできそうです。

まとめ

残念ながら日本での発売がどうなるかはわかりませんが、LEDの技術、色を変化させる技術、ネットを利用して制御する技術など、新しい技術が小さいLED電球ひとつに込められたこのhueという商品。かつてこれと同じような機能を利用するには高い費用が必要となったものが、非常に低コストで実現できるとても可能性のある商品です。

これ、APIとかも公開されて自由にプログラムできるようになると、さらにネットの世界とリアルの世界を照明という切り口でお互いにつなげることがとても簡単になりそうです。

いやぁ、これはすごいですよ、本当に!

やっぱりこういうものを考えて商品化するPHILIPSはすごい会社です。

日本でも発売になったらいいですね!