今年が国内製造ラストイヤーになる白熱電球を偲んでテーマは「レクイエム」一般の人に向けた照明のセミナーヒカリノミカタが今月19日に開催

照明コンサルタントでat light laboratoryの立川 敦子さんが、一般の人達向けに開催している照明のセミナー「ヒカリノミカタ」が12月19日の18時半から千代田区にある「ちよだプラットフォームスクウェア」で開催されます。

第3回目となる「ヒカリノミカタ」ですが、今回のテーマは「レクイエム」。

日本では2012年が白熱電球製造のラストイヤーになることから、今まで私達の生活を支えてきてくれた白熱電球の「生涯」について、歴史、文化、デザイン、技術など様々な側面からお話しされます。

クリア電球

内容は下記のとおり

■内容
-「レクイエム」-さようなら白熱電球
  ・白熱電球はどんな灯りだったのか
  ・白熱電球の歴史-文学や映画に描かれた白熱電球
  ・どうして無くなってしまうの (;_;)
  ・白熱電球に替わる次世代の灯りは・・・
-最近の照明の話題
  ・彩光色LED照明器具
  ・「おいしそう」に見える光の作り方
  ・「色の見え方をコントロールする」ということ
-美しい照明空間
  ・ファッションショップ@イスタンブール

■日時:2012年12月19日(水)18:30~20:30(18:15開場)

■会場:ちよだプラットフォームスクウェア
東京都千代田区神田錦町3‐21
アクセスマップ

■定員:30名

■受講料:¥3,500
*受講料は銀行振込みにてお願いいたします。

詳細は下記のサイトをご覧ください。

ヒカリノミカタ

「おかえりなさいの光」玉川大学芸術学部が玉川学園駅前に白熱電球で光のオブジェを製作

こんにちは!スマートライト中畑です。

イルミネーションと言えば、かつて(大昔?)は白熱電球が使われることが多く、電球独特のオレンジっぽい色で飾られているものだったのですが、ここ最近はLEDが出てきたことで、白や青、ピンクなどで鮮やかに建物や木々が彩られるようになりました。

さて、私の地元、町田でもいたるところでイルミネーションを見ることができるのですが、小田急線町田駅のとなりの玉川学園駅の駅前では、ちょっと特殊なイルミネーションが行われています。

なにが特殊かというと、LEDが当たり前になった今、わざわざ「白熱電球」を使っているイルミネーションなのです。

このイルミネーションを仕掛けた玉川大学芸術学部メディア・アーツ学科プロジェクトチームの田中教授曰く、

「イルミネーションの季節になり、各地で光の催事が行われています。そのほとんど全てが省エネをうたうLED光源。LEDは情報を伝達するなど効果・効率を追求する場にはふさわしいが、人の感性へ直接訴える光でないような気がする」

さらに、

「震災後2回目の冬を迎え、人々が望む光のたたずまいを考える時、便利さや経済効率とは対極にあるべきだと思います。そこに求められるのは省エネや物量ではなく『光の質』ではないでしょうか。白熱灯の光は、感性の奥底にとどき、のちに再確認したくなる光です」

とお話しされております。(町田タウンニュースより引用

私もとても共感します。というのも、震災後の2011年4月27日に開催したエッセンシャルライトのイベントの時、参加者の男性の一人が、

人に作用する数値じゃ表わせない何かっていうのも考えていかないと

ということをお話しされていたのですが、その後1年以上経ち、【LEDは省エネ】というイメージのもとに、オフィスや電車の車内、店舗などで使われるようになって、あらためて多くの人達が【LEDには足りない何か】を感じるようになったのではないかと思います。

ESSENTIAL LIGHT EVENT vol.1 「キックオフイベント」 イベントレポート | エッセンシャルライト ジャパン プロジェクト~これからの照明と節電を考える

また、実際に各メーカーはLEDの製品ラインナップにも【光の質】に関連した商品をリリースしはじめています。

東芝ライテック、高演色を特長としたLED電球<キレイ色-kireiro->を発売 | スマートライト|照明についてのポータルサイト

とはいっても、人間はしばらくすると環境に適応して最初に感じた違和感を感じなくなってしまうのかもしれないのですが、だからこそ、こういったインスタレーションに出会う機会を増やすことや、個人が家庭で【感性の奥底】に届く白熱電球のような燃焼系の光源による空間創りをできたらいいなぁとおもいます。

規模や機能を拡張したイルミネーションだけでなく、小規模ですが、ココアなんか片手にして、いろんな言葉が溢れてきそうな「おかえりなさいの光」を見に玉川学園駅に足を伸ばしてみてはいかがでしょうか?

点灯は12月20日までだそうです。

おかえりなさいの光の説明

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駅前の小さい空間ですが、傘をかぶった白熱電球が、ゆっくりと明るくなったり暗くなったり

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ひとつの器具には3個のランプが縦にならぶ

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白熱電球のアップ

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考え事をしてしまって視界がこんな風になるのですが、なんかこういうのありません?

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↓ 町田タウンニュースの記事

光で「おかえりなさい」 | 町田 | タウンニュース

GE(General Electric)社製 シリカ電球(白熱電球)の取り扱いを始めました

2012年10月末をもってとうとう、パナソニックの長寿命シリカ電球も生産完了となりました。残すは流通在庫のみになり、大手国内メーカーの白熱電球が全て生産完了となります。

GEシリカ

しかしながら、白熱電球の需要はまだまだ幅広く残っており、電球形蛍光灯や電球形LEDに全てが置き換わるわけではありません。

スマートライトでは、そんな白熱電球の需要を満たすべく、白熱電球のラインナップを幅広くそろえております。今回は、間違いなく目玉商品になるであろうシリカ電球のご案内です。

■ メーカ―:GE(General Electric)ジーイー
■ 商品名:シリカ電球
■ 型番
 ・LW100V36WGE2PK (40W形)
 ・LW100V54WGE2PK (60W形)
 ・LW100V90WGE2PK (100W形)
※全て2個パック品となります。

パナソニックシリカ電球、長寿命シリカ電球の代替え品は、GE社製シリカ電球をご利用下さい。

GE社製シリカ電球の購入はこちらから

パナソニック白熱電球(長寿命シリカ)がとうとう2012年10月末で生産終了

パナソニック、東芝など国内大手電球メーカ―が順次白熱電球(シリカ電球、クリア電球、ボール電球)などの生産を終了してきましたが、2012年10月末をもって、とうとうパナソニックの白熱電球の最後の砦だった
長寿命シリカの生産が終了します。

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省エネランプ普及促進への取り組みを加速 一般家庭用白熱電球(E26口金タイプ)の生産終了を10月末に前倒し | プレスリリース | ニュース | パナソニック企業情報 | Panasonic

■生産終了対象パナソニック長寿命シリカ製品名

  • LW100V18WL
  • LW100V36WL
  • LW100V54WL
  • LW100V90WL

一般電球と呼ばれるシリカ電球、クリア電球は年間10億本生産販売されているとも言われ、間違いなく白熱電球の中では№1の生産量であったはずです。省エネなどのご時世の中で、当然、電球形蛍光灯や電球形LEDに切り替えが行えればいいのですがなかなか切り替えが難しい現場も多数あるのも事実です。

例えば…

  • 0~100の調光が必要なホテルの照明(自然な調光機能と安らぎを与える光の質)
  • お祭りなどに使う提灯の照明(湿気)
  • 花や果物などの電照栽培用のランプ(太陽と同じ光特性の白熱電球が一番自然な電照効果がある)
  • 商業施設やアパレル店舗などの空間デザインの中であえてクリア電球を使う現場

こまかい状況を考えると、「まだまだ白熱電球でないと・・・」という現場は多数あると思われます。したがって今後も白熱電球の需要は消えないと思われます。

スマートライトでは、パナソニック、東芝などが生産完了となった白熱電球のほぼ全てのラインナップを取り揃えました。

白熱電球の御用命は是非スマートライトまでお問い合せ下さい。

一般電球シリカ(フロスト)電球はコチラ

一般電球クリア電球はコチラ

ボール電球(G95形)はコチラ

ボール電球(G70形)はコチラ

街でたくさんの白熱電球を使った店舗のサインを見ておもったこと

先日、街を歩いていると白熱灯を壁一面に利用したサインを使用したお店を発見しました。このスタイル、かつては日本全国のいたるところで見られ、寿命の短い白熱ランプを多く使用するのでランプの販売する側としては、定期的にメンテナンスランプの発注をいただけるとてもありがたいものでした。

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しかしながら、輝度が高く長寿命、しかも色の変化もつけられるLEDが出てきたことで、いまではこのタイプのサインを見ることは珍しくなってしまいました。

ランプはもともと一度採用いただけると定期的にメンテナンスが発生する商品で、その分、一回の金額は大きくならなくても継続的に商売が発生するビジネスの仕組みでした。

しかし、LEDが登場したことで従来の10倍ほどの寿命になったものなどもあり、利用者側には大幅なコスト削減になる一方、それまでこの商売をしていた会社にとっては従来の収益モデルががらりと崩れつつある状況に直面しております。

時代の変わり目、いろんな意味での世代交代が進む中、自分たちの生きていく方向を、アンテナを張りながら探していきたいと思っています。

恵比寿駅前盆踊りが今日と明日開催。提灯の中には白熱電球が使用されていました。

おはようございます。

恵比寿では今日明日の二日間、”恵比寿駅前盆踊り”が開催されます。数日前から盆踊りのやぐらや提灯などが並べられ、お祭りムードが高まっています。

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で、少し前に提灯を設置していた様子をみたのですが、中に使用されているのは、普通の白熱灯のようです。

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これだけの数の提灯の中の電球をLEDに変えることで、電力としては大きく削減することができますが、コストが10倍ほどになってしまうのでなかなか難しいのかもしれません。特に、毎年続いているものなので、電力を供給する設備については現時点で既に対応できているので、実際に提灯を点灯させる時間とコストのバランスがあわないのでしょう。

ただ、そうはいっても、大手メーカーの白熱電球販売中止などの流れもあり、数年経つと祭りの提灯の中でさえ、白熱電球が使われているものを見ると、めずらしいと思うような時代がくるのでしょうね。

恵比寿駅前盆踊り – 花火大会&夏祭り特集2012 – Yahoo! JAPAN

高品質でユニークな白熱電球を製造していた大田区の大進真空工業をご存じですか?

こんにちは、スマートライト中畑(@nakachon)です。

さてみなさん、大進真空工業という会社の名前を耳にしたことはありますか?

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この会社は、大田区にある電球をつくる町工場で製品は白熱電球が主にしていて、用途としては漁船用や夜間の工事現場などに使われる振動に強い耐振タイプのラインナップが豊富でした。

しかし、コンパクト蛍光灯やメタルハライドランプ、さらにはLEDなど、性能の優れたランプが世の中に普及したことや、OEMとして製造を委託されていたメーカーが海外に仕入れ先を移管したりしたことなど、様々な条件が重なり今から数年前にその歴史に幕を閉じました。

弊社にも”タイシン110V150W フロストタイプ”や”大漁安全”と書かれている110V200Wクリアランプなど一部在庫は残っていますが、150W以上の高ワッテージタイプや様々な白熱電球を、高い品質で製造していたこの会社が無くなってしまったことはとても残念です。

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時代は白熱電球からLED電球へと移り変わっていますが、かつて日本の成長を支えた色々な技術や人々、そして毎日音を立てて稼働していた工場の設備達が、第一線から退いてしまうのはちょっと寂しいですね。

今までありがとうございます。

省エネなランプがいいと言うけれどランプに使われる電力はいったいどの程度光として有効に利用することができるのでしょう?(白熱電球の場合)

こんにちは、スマートライト中畑です。

今日はランプの効率についての話です。

ランプ効率

さて、世の中、白熱電球や蛍光灯、LEDなどいろんなランプの種類があり、さらに、LEDだけでも各メーカーが様々な商品を出しているので、いったいどのメーカーのどのランプが、どれだけの省エネ性能をもっているのか、なかなかわからなかったりします。

そんな時、ランプ単体の省エネ性能を評価するには、ランプ効率:ルーメン/ワット(ルーメン・パー・ワット)という数字に置き換えると比較検討がしやすくなります。

これは、ランプから発生する光を光束(こうそく)という単位に置き換えて、その数字をランプに必要な電力をワットとして割り算することで計算することができます。

そして、この計算に必要となるランプの性能については、下図の様にランプのカタログで知ることが出来ます。

ランプスペック

たとえばこの場合だと、全光束(lm)が300、定格ランプ電力(W)が7なので、300(lm)÷7(W)= 42.9(lm/W)という数字になります。

エネルギーは何に変わるの?

同じ電力を消費するのに、ランプによって効率が違うのは、電力が光以外に変換されてしまうからです。その代表的なものは熱ですが、それを表すこんな資料があります。

エネルギー

これは、100Wの白熱電球の電力変換をあらわした図です。それぞれの番号とその電力を説明します。
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① 可視光 5W
② フィラメントから放出される赤外線 61W
③ フィラメントからランプ表面に到達するまでのロス 34W
④ ランプ表面からの放出される赤外線 22W
⑤ 全体的なロス 12W
⑥ 赤外線 83W

順番に説明を補足します。

エネルギー

まず、①の可視光5Wですが、これがこの100Wの白熱電球から照射される光(可視光)の電力です。つまり、赤矢印部分の残りの95Wは光以外に変換されます。

エネルギー

次に一番最後の⑥ですが、これがランプから照射される赤外線です。赤外線は熱なので、100Wの電力のうち83Wとかなりの割合が熱に変換されます。

エネルギー

さて、⑥の赤外線83Wの内訳ですが、このうちピンク色の②61Wがフィラメントから発生しそのままランプの外へと照射される赤外線になります。また、黄色の④22Wはランプの表面から放出される赤外線です。ここがちょっとわかりにくいのですが、次にすすみます。

エネルギー 1

電源から入力された100Wの電力は、ランプのフィラメント(抵抗)を通ることで、黄色①の可視光5Wと、ピンク②の赤外線61Wと、グレー③のロス34Wに別れます。

エネルギー

オレンジ④の22Wは、グレー③のロス34Wのうち、ランプ表面に到達することで赤外線に変わります。このグレー③のロス34Wは空気やフィラメントやランプのガラスを伝わってランプの表面までたどりついたものです。ただし、グレー⑤の12Wについては、光にも赤外線にもなることなく、完全なロスとして発生するものです。

まとめ

以上、白熱灯に供給された100Wの電力が何に変わるかを説明しました。白熱電球の場合は、炎と同じようにモノを燃焼させて光が発生する原理なので、電力のほとんどは赤外線(熱)となってしまいます。なので、ランプ効率も低くなっています。

一方、蛍光灯の場合は放電によって紫外線を発生させ、その紫外線を光に変換する蛍光体を使った発光方式となります。よって、電力変換の内訳もまたがらっと変わってきます。

近いうちに、蛍光灯についての電力変換についての説明をしたいと思っています。

ということで、ご質問などありましたら、ぜひ、お気軽にお問い合わせください。