高輝度のLEDビジョンでは実際低ワットのメタハラ程度の光が出ているということから考える照明の未来

今年の花見の時期(4月頭)にエッセンシャルライトのイベントで六本木地域の桜のライトアップを調査した。その際、ミッドタウンにあったLEDビジョンが真っ白の状態で、かつ、周囲の照明が節電のために落とされていたのだが、ビジョンの輝度と周囲への明るさの影響がとても大きかった覚えがある。

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真っ白状態のLEDビジョン

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明るいうちはあまり意識することがないが、屋外にあるLEDビジョンは日中太陽の下でも認識できていることを考えるとその輝度は相当高そうだ。ちなみに、高輝度タイプのLEDビジョンの輝度がどれぐらいかと探していたら下記のページを発見した。こちらに紹介されているLEDビジョンの輝度は5,000cd/m2とのこと。

『ジャンボーナックビル』の高輝度LEDビジョン – デジタルサイネージ TREND EYES – サイン&ディスプレイ

この5,000cd/m2という数字がどれぐらいなのかというと、PHILIPSのミラータイプのセラミックメタルハライドランプCDM-Rm35Wの中心光度が、25°の中角で8000(cd)、40°の広角で3900(cd)。LEDビジョンはcdに面積のm2が付いているので、若干感覚は異なってくるのだがあくまでもイメージの参考としてここら辺のランプの光を思い浮かべると良さそう。

なんでこんなことを書いているのかというと、昨日のデジタルサイネージの記事に続くのだが、感覚的にLEDビジョンから出る明るさは単位面積当たり一時期店舗照明でよく利用されていた低ワットのメタハラ程度の光が出るようになったということ。

ここ最近よく遭遇するデジタルサイネージをみながら考えていること | スマートライト|照明についてのポータルサイト

もちろん、コスト的にも光の質としても、そして消費電力としてもまだまだ問題はいろいろあるのだが、一昔前の映像を表示する目的としてのビジョンから、照明としての機能をもつLEDビジョンの一般化も、思ったよりも早く実現するのではないかなと思った次第です。

ここ最近よく遭遇するデジタルサイネージをみながら考えていること

これからはデジタルサイネージだ。何年か前にそんな言葉をきき確かにそのとおりだろうと思った。ただ、まだ当時はデジタルサイネージを導入するコストが高く実現するのは限られた範囲内であった。

デジタル・サイネージ(英: Digital Signage=電子看板)とは、表示と通信にデジタル技術を活用して平面ディスプレイやプロジェクタなどによって映像や情報を表示する広告媒体である。
デジタル通信で表示内容をいつでも受信が可能で、内蔵記憶装置に多数の表示情報を保持することで必要ならば秒単位で表示内容を切り替えたり動画表示を行うなど、多様な映像広告を展開することができる。

wikipediaより

そして、去年の震災。駅や商業施設で導入されていたデジタルサイネージだけでなく普通の看板でさえ、節電の為に電源を落とされ、今後はどうなるのだろうと思っていたが、ふと気がついてみると、あちらこちらにデジタルサイネージが当たり前のように普及している。

柱の4面に大型の液晶モニターが取り付けられていたり、店舗のショーウィンドーの中にはいっていたり、そして、駅の看板がLEDビジョンになっていたりと。

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看板の存在をアピールするためには照明の存在が重要で、照明器具や光源として何をどのように使うかにノウハウがあったりした。ただ現在では、各素子から、光を発する・色を変化する・時間軸でコントロールする、という3つの要素は空間の照明の世界でも、そして広告として映像を流す世界でも根本的には同じLEDという光源や制御方法が使われていたりする。

かつては静的が当たり前であった広告や照明が、技術や市場の変化で動的なものに変わっていくとき、その動的な技術に長けたプレイヤーの参入や新たな価値観がきっと産まれてくる。

なにがいいたいのかというと、今後の照明も看板も、外部から取得できるあらゆる情報を組み合わせ、通信や制御される存在になっていくので、自分として何と何を組み合わせていけばいいのだろうと考えていたりします。

週末K-GRACE BALLETの発表会に参加して映像と照明について考えてみた

おはようございます。

さて、ロンドンオリンピックもいよいよ終わり。今日はお盆でお休みの会社も多いとおもいますが、皆様、いかがお過ごしでしょうか?

私は日曜日に千葉県の白井市文化会館で行われてたK-GRACE BALLETの発表会に出演させていただきました。3幕でやった不思議の国のアリスの赤の女王のアダジオの中のトランプ兵士役です。

Alice

さて、今回の発表会は映像効果をつかっておられて、不思議の国のアリスでも舞台奥の面いっぱいにトランプの映像や模様などを流し、とても雰囲気がでていたのですが、舞台以外でも気付くといろんなところで映像が自然に使われるようになりましたね。

こちらは品川駅の改札をおりてから港南口に向かう通路。大量のディスプレイに同じ映像が流れております。


品川駅のデジタルサイネージ / na0905

人通りの多い場所にあるビルの側面に映像が流れるのは、以前はアルタ前などごく限られたモノでしたが、いまはあちこちのビルの側面に映像が流れています。


DSC_0528 / hetgallery

また、映像タイプの自動販売機も、山手線など都心部ではそれほど珍しいものではなくなりました。


自動販売機 / atgw

基本的に世の中でよく見る映像は広告宣伝ばかりですが、今後、制御機能を持ったLEDの一般照明がもっと増えてきたときに、液晶モニターやプロジェクターなどを使った映像による光と制御機能をもった一般照明が、かつて演出照明と景観照明の境目があいまいになったのとおなじようになっていくのではないかなと思っています。

↓ 今回お世話になったK-GRACE BALLETさんのホームページです。
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