こんにちは!スマートライト中畑です。
さて、9月26日に日本でも発売が開始されたPhilips hueのワークショップが、昨日アップルストア銀座で開催されたので参加してきました。
このワークショップではフィリップスライティング・マーケティングの佐藤さんがPhilips hueのプレゼンテーションと質疑応答をおこない、その後、参加者が自由にPhilips hueを触ることができました。
さっそく、その模様をアップします。
ブリッジ(コントローラー)のAPIが公開されている
Philips hueのセットには、ブリッジと呼ばれるコントローラーが入っています。上記写真一番右の真ん中が光った丸い装置です。
インターネットにつながったルーターから有線のLANケーブルをこのブリッジに接続し、このブリッジが、各ランプとZigBeeという無線の通信方式で制御を行います。
Philips hueの紹介ページを見ると、WiFiルーターが必要と書かれていますが、ブリッジとルーターとの接続は有線LANとおっしゃっていたので、注意が必要です。
で、このPhilips hueが従来の照明機器と大きく違うことは、このブリッジをコントロールするためのAPIが公開されているということ。
フィリップス佐藤さんは、「APIとはPhilipsの許可を必要とすることなく、ブリッジを使うことができる方法」とおっしゃっていましたが、APIについてとても簡潔でわかりやすい説明でした。
そして、このAPIが公開されていることで、全く新しい使い方ができるのがPhilips hueの特長とのこと。
光だけでなくコミュニケーション
上記、APIが公開されていることで、光を使ったコミュニケーションの手段になることを説明。
例えば、メールが届いたらhueが点滅するとか、天気予報が雨だったらその日の朝が青い光になるとか、株価が上がったら赤く点滅するなど、外部の情報と連動させて、その光り方や色によって私達が情報を得るような、まったく新しい使い方が、安価で簡単にできるとのことです。
今回、国内でPhilips hueが発売されるやいなや作られたウェブサイトが紹介されていました。
そのサイトは、INMR^ Lights :: イナムラガサキ ライツというサイトで、当日の稲村ヶ崎の写真から色を抽出してPhilips hueの色を変えるというサービスのようです。
みると、Instagramという写真投稿サイトからIFTTTという連携サービスを使い、iPhoneのPhilips hueアプリに情報をおくるという仕組みのようです。
天気予報や株価、メールなどとPhilips hueとの連動は、IFTTTを使えばプログラムが出来ない人でもできるので、今後、各個人のアイデアで面白い使い方がでてきそうですね。
距離は30m。ただしランプが中継する
Philips hueをコントロールするブリッジとランプとの通信はZigBeeで行われますが、このZigBeeは壁が無い空間では30mほど届くようです。
ただし、Philips hueは電球自体が中継機能を持っているので、ブリッジから30m以上離れていても、途中にうまくランプを設置すれば使うことができるようです。
ランプは100VのE26口金さえあれば設置できるので、安価で距離による制限を受けない使い方ができそうです。
商用利用可能!
一番気になったのはここ!
従来、照明の色を変える演出というのはそれなりにお金がかかってしまうものでした。
で、Philips hueが出てくれば、小規模の空間であればこれで済んでしまう案件もありそうです。
ただし、MicrosoftのKinectの様に商用利用には制限があるのか心配だったのですが、質疑応答で商用利用について確認したところOKとの回答をいただきました!
これは大きい!
ただし、Philips hueの本体自体はApple Storeで26000円で販売されているものなので、物販以外のところでお金にする必要がありますよね。
まとめ
ということで、とっても楽しみにしていたPhilips hueがついに国内でも販売が開始され、今回のワークショップに参加したことで、多くの疑問点が解消しました。
私自身はプログラマーなので、APIを使ったウェブサービスをぜひ作ってみたいと思います。
APIについては、Bootstrapで作られた下記のサイトでチュートリアルやフォーラムがあります。
Introduction – Philips hue API
あと、昨日はApple Store銀座でPhilips hueを買って帰ろうと思ったのですが、残念ながら既に売り切れていたようです。なので、オンラインで注文して、入手でき次第、APIを試してみたいと思います。
いやほんと、すっごく楽しみですね!