Philips hueのリモートにあるブリッジに接続するにはVPN接続が必要だけど

こんにちは、スマートライト中畑です。

昨日はコワーキングスペース茅場町にて月一で開催されている交流会で、「Philips hueの可能性」についてライトニングトークをさせてもらいました。

コワーキングスペース茅場町

ということで、今日はphilips hueについての記事です。

ローカル環境でAPIを使う時

Philips hueは、家庭や職場では有線LANで接続することでブリッジにローカルIPが振られ、そのIPにAPIのURLを付加することにより、ランプの点灯状況のデータを取得したり、意図した点灯をさせることができます。

たとえば、ランプ1の点灯状況を確認するときには、次のURLを叩くと結果がjsonで返ってきます。
(IPはあくまでもサンプル)

http://192.168.1.113/api/newdeveloper/lights/1

また、jsonで下記のデータを以下のURLでputすると、ランプが与えられた条件で点灯します。

{"on":true, "sat":255, "bri":255,"hue":10000}
http://192.168.1.113/api/newdeveloper/lights/1/state

以上の様に、自分がhueのブリッジと同じネットワークに接続している場合、非常にシンプルにAPIが利用できます。

離れたところにあるブリッジに接続するには?

ウェブでアプリケーションをつくって、それをサーバーに置き、そのアプリから自宅のhueをコントロールしたいのですが、それをするにはどうしたらいいのでしょう?

つまり、ローカルではなくリモートにあるhueのブリッジに接続する方法です。

Introduction – Philips hue APIのページでは見つけることができなかったので、思い切ってフォーラムできいてみました。

Philips Hue : Philips Hue Support

すると、下記のように回答をいただきました。

Philips Hue  Philips Hue Support

要は、VPN接続が必要とのこと。

Niftyのスマートサーブ

VPN接続が必要というのはちょっと敷居が高いなぁと思ってたのですが、ルーターにVPNサーバーが一緒になったNiftyのスマートサーブというサービスを教えてもらいました。

スマートサーブとは | スマートサーブ

こちら、月額315円で家庭のネットワークにVPN接続できるサービスとのことです。しかも、インターネット・プロバイダーがNifty以外を使っていてもOKとのこと。

まとめ

Philips hueはIFTTTと連携できるように、外部から家庭内にあるブリッジに接続する方法を持ってはいるようです。

ただし、外部のネットワークが直接ブリッジにつなげるわけではなく、ブリッジが定期的に外部の指定されたところを見に行ようになっている感じです。(多分)

現状、リモートにあるブリッジにつながるにはNiftyのスマートサーブのようなVPN接続をする必要がありますが、hueはブリッジにもランプにも、ユニークなシリアルが振られていることを考えると、将来的にはVPN接続しなくとも、Philips自体が登録されたブリッジに接続できるサービスをするかもしれないですね。

さてさて、スマートハウスやスマート家電など、家庭の外からでも制御できる設備や機器が今後ますます増えていくとおもいますが、この部分を抑えるのは、いったいどこの企業になるのでしょうか?

Philips hueに壁と床を照らす新しいランプが登場!

おはようございます。スマートライト中畑です。

さて、Philips Hue Supportのサイトをみると、hueの新しいランプの写真が出ていました。

今まではPhilips hueがスマートフォンでコントロールできることや部屋をカラーで演出することが注目されていましたが、今後は家庭内にネット接続されたコントローラーが設置されるということの大きな可能性が話題に登っていくと思いますので、そのことについて書いてみました。

Philips hueに新しいタイプのランプが追加

Philipshue

写真には、キノコのようなカタチで置いて利用するタイプ(左)のものと、間接照明として使うラインタイプの2種類が増えています。

この、キノコタイプは以前からPhilipsで販売されているLivingColorsと同じように、壁を照らす用途のようです。

Philips LivingColors 6914360PU  Clear

ラインタイプについては、家具の後ろや下に仕込んで床面や壁面に色を付けるようですね。

Philips Hue Supportの写真では、ソファーの下からオレンジ色の光が漏れています。

日本での発売は?

10月にようやく日本でも発売になったPhilips hueですが、新しいランプのラインナップが日本に入ってくるまでには、電圧の問題や、hueのスターターキットが浸透するまでに、もうしばらくかかりそうなので、ちょっと時間が掛かりそうです。

ワタシ的には、まだAPIのプログラムの勉強がすすんでいないので、新製品が出たとしても、現時点では購入を見合わせるとことになります。

でも、hue対応のシーリングライト(天井についている丸い照明器具)が出たら、コスト的な問題はあるものの、日本の住宅でも使いやすい、新しい光の使い方が提案できそうです。

今後はどうなる?

私は下記のような順番でhueの製品が拡張されていくと予想します。

  1. ランプ(照明器具)ラインナップの拡張
  2. 連携家電品の発売
  3. 生体ログツールとの連携
  4. ヘルスケアサービスの提供

上記のとおり、一番の狙いは「ヘルスケアサービスとの連携」でしょう。

なぜならば、フィリップスは家庭用のヘルスケアサービスのフィリップス・レスピロニクスという会社を持っているからです。

人の健康に関わるビジネスは、他のビジネスとくらべて参入が難しいだけに、プラットフォームの位置を手に入れた企業は強いですよね。

SoftBank HealthCare(ソフトバンク ヘルスケア)もここを狙ったと思います。

まとめ

国内はまだですが、海外ではPhilips hueの拡張の1歩、新しいランプ(照明器具)が発売されました。

今後、どのように拡張されるかはとても興味のあるところです。

PhilipsとAppleのつくりあげようとするこのプラットフォームは非常に魅力的であるのですが、この連合軍に競合するものを提供できる会社は今のところ思い浮かびません。

なにはともあれ、私としてはまずは生体ログツールを腕にはめ、hueのAPIの勉強をしながら、このシステムを活用したサービスを考えていきたいと思います。

Philips hueのアップルストアのページ

Philips hueがAppleStoreから届いた!まずはいろいろいじってみたぞ!(動画あり)

こんばんは、スマートライト中畑です。

さて、ついにPhilips hueが到着しました。

philips hue

とりあえず、届いてすぐに動画を撮ってみたので、ぜひ、みてみてください。

ちなみに、本日やったことは、

1.ブリッジをWiFiルーターに有線LANで接続する

2.Philips hueのiPhoneアプリを自分のiPhoneにインストールする

3. E26のPhilips hueランプを器具に取り付ける

4. iPhoneアプリから、色を変える

ここまでが動画になってます。

その後、こちらのサイトをみて、同じ無線LANに接続しているMACからhueのブリッジに繋げることができました。

Introduction – Philips hue API

最初、ブリッジのIPアドレスを見つけることに手間取りましたが、下記のURLに接続すると、ブリッジのIDとIPアドレスがJSONで帰ってきます。

www.meethue.com/api/nupnp

APIについては、これからいろいろいじってみたいと思っています。

しかし、これが26,000円で買えちゃうだなんて、ホント、すごいですよね。

philips hue

ちなみに、これはApple Store限定での販売なので、スマートライトでは販売していません!残念ながら!

購入は下記のApple Storeから

Apple Store Philips hue LEDランプ スターターセット

Philips hueのワークショップが銀座アップルストアで開催!ますますAPIを使って開発したくなったぞ!

こんにちは!スマートライト中畑です。

さて、9月26日に日本でも発売が開始されたPhilips hueのワークショップが、昨日アップルストア銀座で開催されたので参加してきました。

philips hue

このワークショップではフィリップスライティング・マーケティングの佐藤さんがPhilips hueのプレゼンテーションと質疑応答をおこない、その後、参加者が自由にPhilips hueを触ることができました。

さっそく、その模様をアップします。

ブリッジ(コントローラー)のAPIが公開されている

philips hue

Philips hueのセットには、ブリッジと呼ばれるコントローラーが入っています。上記写真一番右の真ん中が光った丸い装置です。

インターネットにつながったルーターから有線のLANケーブルをこのブリッジに接続し、このブリッジが、各ランプとZigBeeという無線の通信方式で制御を行います。

Philips hueの紹介ページを見ると、WiFiルーターが必要と書かれていますが、ブリッジとルーターとの接続は有線LANとおっしゃっていたので、注意が必要です。

で、このPhilips hueが従来の照明機器と大きく違うことは、このブリッジをコントロールするためのAPIが公開されているということ。

フィリップス佐藤さんは、「APIとはPhilipsの許可を必要とすることなく、ブリッジを使うことができる方法」とおっしゃっていましたが、APIについてとても簡潔でわかりやすい説明でした。

そして、このAPIが公開されていることで、全く新しい使い方ができるのがPhilips hueの特長とのこと。

光だけでなくコミュニケーション

上記、APIが公開されていることで、光を使ったコミュニケーションの手段になることを説明。

例えば、メールが届いたらhueが点滅するとか、天気予報が雨だったらその日の朝が青い光になるとか、株価が上がったら赤く点滅するなど、外部の情報と連動させて、その光り方や色によって私達が情報を得るような、まったく新しい使い方が、安価で簡単にできるとのことです。

今回、国内でPhilips hueが発売されるやいなや作られたウェブサイトが紹介されていました。

そのサイトは、INMR^ Lights :: イナムラガサキ ライツというサイトで、当日の稲村ヶ崎の写真から色を抽出してPhilips hueの色を変えるというサービスのようです。

みると、Instagramという写真投稿サイトからIFTTTという連携サービスを使い、iPhoneのPhilips hueアプリに情報をおくるという仕組みのようです。

天気予報や株価、メールなどとPhilips hueとの連動は、IFTTTを使えばプログラムが出来ない人でもできるので、今後、各個人のアイデアで面白い使い方がでてきそうですね。

距離は30m。ただしランプが中継する

Philips hueをコントロールするブリッジとランプとの通信はZigBeeで行われますが、このZigBeeは壁が無い空間では30mほど届くようです。

ただし、Philips hueは電球自体が中継機能を持っているので、ブリッジから30m以上離れていても、途中にうまくランプを設置すれば使うことができるようです。

ランプは100VのE26口金さえあれば設置できるので、安価で距離による制限を受けない使い方ができそうです。

商用利用可能!

一番気になったのはここ!

従来、照明の色を変える演出というのはそれなりにお金がかかってしまうものでした。

で、Philips hueが出てくれば、小規模の空間であればこれで済んでしまう案件もありそうです。

ただし、MicrosoftのKinectの様に商用利用には制限があるのか心配だったのですが、質疑応答で商用利用について確認したところOKとの回答をいただきました!

これは大きい!

ただし、Philips hueの本体自体はApple Storeで26000円で販売されているものなので、物販以外のところでお金にする必要がありますよね。

まとめ

ということで、とっても楽しみにしていたPhilips hueがついに国内でも販売が開始され、今回のワークショップに参加したことで、多くの疑問点が解消しました。

私自身はプログラマーなので、APIを使ったウェブサービスをぜひ作ってみたいと思います。

APIについては、Bootstrapで作られた下記のサイトでチュートリアルやフォーラムがあります。

Introduction – Philips hue API

あと、昨日はApple Store銀座でPhilips hueを買って帰ろうと思ったのですが、残念ながら既に売り切れていたようです。なので、オンラインで注文して、入手でき次第、APIを試してみたいと思います。

いやほんと、すっごく楽しみですね!

philips hue

Philips hueがいよいよ発売開始!アップルストア銀座でやるワークショップも行ってきます!

おはようございます。スマートライト中畑です。

9月は休日が多かったので、あっという間に過ぎ去ったようです。また、ちょっと前までは暑くて汗だくだった日々が、いつの間にか上着がなければ肌寒いぐらいに急激に変化しました。

私はブタクサと思われる花粉と気温の変化で鼻水とくしゃみが止まりませんが、みなさんも体調にはお気を付けください。

さて、以前からもご紹介しているPhilips hueについて、ついに日本での発売が開始されました!

”Philipsのhueは欧州のアップルストアで独占販売”から見えてきた!家庭の電化製品と空間をコントロールするのはPhilips主導?それともApple?

9月26日にいよいよ国内発売開始


philips hue


いよいよPHILIPS hueが国内で発売になりました。

ただし購入は、アップルストア1箇所と、アップルのオンラインショップ限定での販売になるとのこと。どこのアップルストアかは見付からなかったのですが、おそらく聖地の銀座ではないかと。

海外の照明器具を国内で販売する際に、口金やPSE認証などが必要になりますが、そこら辺がクリアになりやっと国内でも利用できるようになったとおもわれます。

ちなみに、hueの電球は口金がE26というタイプですが、アメリカ(USA)は日本と同じE26なのですが、ヨーロッパでは若干サイズの違うE27という口金です。

恐るべきは色が変わるLED電球ではなくコントローラー

さて、PHILIPSのhueは色が変わるLED電球とインターネットと接続可能で、各電球をZigBeeで制御するコントローラーがセットになっていますが、おそるべきはこのコントローラーです。

以前PHILIPSはTVの映像の内容によってTVに内蔵されたLED照明の色が変わるという商品を発売していました。

今回、PHILIPS hueのコントローラーが家庭に設置されるようになると、PhilipsのTVが無線通信してhueの色を変えるというのも、とても簡単なことになります。

ちなみに、PhilipsのTVは現在は国内では販売されていないのですが、PhilipsのTVのサイトをみてみたらなかなか物欲を刺激するスタイルですよ! 

Philips – LCD TV & LED TV

で、照明という範囲であればそんなに大きな影響はないのですが、家庭内にある家電がPhilips hueのコントローラーと通信をはじめるということは、同時にインターネットにつながるということになり、それによって、各家電製品の情報を集約したり、連動したり、操作することができるのです。

なので、利用する側にとっては、家電製品とPhilips hueに繋げられることが価値のひとつとなり、将来的には、家電製品がPhilips hueのコントローラーにつなげられるかどうかが、家電製品を購入するときのチェックポイントのひとつになるかもしれません。

メーカー以外の人がアプリをつくれるAPIが公開されている

Philips hueでは外部の人間がアプリケーションをつくれるAPIが公開されています。

普通、メーカーの製品の使い勝手が悪かったり、自分のもっている他の製品と連動させたい時って、メーカー側が対応してくれない限りできなかったのですが、APIが公開されているので、企業だけではなく個人でもプログラムを書くことによって、自分の意図した使い勝手や、他の製品との連動をすることができるのです。

なので、APIを公開することによって、プロフェッショナルの人間から趣味でプログラミングをやっている人まで、Philips hueの便利な使い方ができるアプリケーションを開発することができるのです。

今まで、自社製品のアプリケーションを、自社内の開発者だけにつくらせていた企業の製品とは、数もアイデアも、そしてコストもまったく違ったアプリケーションが、今後、Philips hueには産まれてくるようになります。

もちろん、利用者にとっては、低コストでいいものが使えるようになるということです。

照明制御が安価になる。でも、それだけじゃない

照明制御については、DMXやDALIなど、メーカーに縛られず使えるような規格があります。でも、まだまだ小規模の店舗にとって照明の制御というのは予算的に難しかったりするもの。

このPhilips hueはセット価格で26,000円。

それだけでなく、上記APIの公開により、だれでもiPhoneやアンドロイド端末などで簡単に制御できるようなアプリケーションも、これからもっと世の中にでてくるでしょう。(例えば、飲食店の照明シーンがセットになっているアプリなど)

結果、照明制御というものが、安価でだれでもできるようになります。

でも、それだけじゃないんです。

APIが公開されてネットにつながる、つまり、クラウドが利用できるようになると、今、私達がiPhoneやアンドロイドで使っている、スケジュールアプリ、EvernoteやDropBox、GoogleMapやGoogleEarth、カメラアプリや家計簿など、ありとあらゆるものを連動させることができるのです。

具体気にどんなものができるかは、今後、記事をかいていきたいとおもいます。

本日9月30日に銀座のAppleストアでワークショップ

そして、本日、18:30から銀座のアップルストアでこのPhilips hueのワークショップがあるようで、アップルストア銀座に申し込みのリンクがありました。

Apple Store – Ginza

いよいよ発売になったPhilips hue! 本当に楽しみです!

ソフトバンクヘルスケアがサービスを開始。国内ヘルスケア関連IT市場を征するのはPHILIPS?それとも?

おはようございます。スマートライト中畑です。

携帯電話の会社がヘルスケア部門を設立?

10年ぐらい前なら、”これからは高齢化社会を迎えるからヘルスケア事業も大事だよねぇ”、などとわかったようなことを言ったかもしれませんが、各個人が常時通信できかつ位置情報を取得できるスマートフォンを持ち、クラウドを通して非同期でその他の様々なサービスと連携できる今現在においては、

”ソフトバンクもついにここに参入か!”

という印象です。

ネタはこちら、ソフトバンクモバイル株式会社のスマートフォン向けの新サービス「SoftBank HealthCare (ソフトバンク ヘルスケア)」。(5月に発表してたんですね)

softbank helthcare

こちらは、「Fitbit Flex」という体につける生体ログツールと、スマートフォンを連携させることにより、主に次の4つの機能を月額525円で提供するというもの。

  1. 日々の運動量を記録
  2. 睡眠の記録と改善サポート
  3. 24時間無料健康相談
  4. ログ蓄積による体の分析と予測

今まで、NikeもUP by Jawboneも、どちらかといえばスポーツを通した健康というイメージですが、今回のソフトバンクヘルスケアは、「無料健康相談」という機能の提供で、看護師・栄養士・医師などと連携し、食事と医療といった次のサービスを提供する土台があります。

ちなみに、現在、生体ログツールと通信を使って医療で治療までを提供している会社に、オランダ・フィリップス社のグループ会社、フィリップス・レスピロニクス合同会社があります。

フィリップス・レスピロニクス合同会社

フィリップス・レスピロニクスの方は医療のイメージが強いので、ソフトバンクヘルスケアとは分野が違うように見えますが、これ、確実に競合しそうです。

ソフトバンクの方が通信を持っていることに加え、外部の会社の技術を導入しながら柔軟に動けそうなので、こちらの方が大きくなりそうですが、フィリップスの場合はAppleと組んで開発したRGB・LED電球のHueという製品があり、これが普及するとAppleのUIとPHILIPSの制御をそなえたコントローラーが各家庭にセットされるようになります。

こうなると、フィリップス側はソフトバンクのもっていない電化製品や家庭にある様々な設備との連携をすることができ、照明、空調、音響、映像などを使って、人の状態によって空間を制御する、もしくは、空間を制御して人の状態をコントロールするということができるようになります。

”Philipsのhueは欧州のアップルストアで独占販売”から見えてきた!家庭の電化製品と空間をコントロールするのはPhilips主導?それともApple? | スマートライト|照明についてのポータルサイト

人が自分の意志でなく、第三者の意志によってコントロールされることが幸せなのかどうなのかはわかりませんが、自分をコントロールしないことによっておこる生活習慣病がお金だけでなく、多くの命を失っていることを考えると、介入される理由はいくつもでてきそうです。

さて、この部分、「国内ヘルスケア関連IT市場」という市場で、IDC Japan株式会社が今年の3月に発表した予測によると、2013年で1兆円の市場で今後5年間で毎年1.8%程の平均成長になるとしています。

国内ヘルスケア関連IT市場予測を発表

何気ないソフトバンクの新しいサービスのニュースですが、実は私達照明業界の人間にとっても、これからおきる大きな変化のひとつの発端なのかもしれませんよ。

UP by Jawboneが到着。生体ログと医療とPhilips Hueなど環境コントロールがつながる未来

こんにちは、スマートライト中畑です。

4月末に発注した生体ログツール、UP by Jawbone が、度重なる納期変更の末にようやく我が家に届きました。

DSC 0438

生体ログツールというのは個人の生体情報を記録するためのデバイスで、この【UP by Jawbone】の場合はものすごく簡単に言うと”睡眠時間も記録できる万歩計”です。

実際には動きを3Dで感知する三軸加速度センサーが搭載されているので、普通の万歩計よりもかなり高性能なのですが、お値段が約13,000円。

普通の人は、

”万歩計なんて、1000円もしないのになぜ13,000円も払ってこんなものを買うの?”

と思われるとおもいますが、私はこの何気ないデバイスの将来へのビジネスへの大きな可能性と、SF的にちょっと恐ろしい未来に備えて購入してみました。

1. 今後、個人の健康をサポートするビジネスの市場は今後ますます大きくなること

フィリップス・レスピロニクスという会社をご存知ですか?

上記のサイトには、呼吸医療と睡眠医療の専門企業として在宅用、病院用として4つの事業を柱にしていると書かれているのですが、中でも製品情報の中にActiwatch 2とActiwatch Spectrumという製品があります。

actiwatch

この製品の説明をみてみると、

Actiwatch 2は本体側面に任意の時刻記録可能なイベントボタンと活動量測定用加速度センサー・環境照度ライトセンサーを備えたスタンダードタイプです

とのこと。で、「UP by Jawbone」に環境照度ライトセンサーはありませんが、加速度センサーは搭載されています。

ちなみに、このActiwatchという製品の説明には、

不眠症をはじめとする睡眠障害に関する睡眠の質やサーカディアンリズムなど、長期間の生体リズムの測定とその解析に威力を発揮します。操作は簡単・快適で、洗練されたデザインです。

と書かれており、腕時計のような形状で個人の眠りについての情報を取得するためのデバイスです。

フィリップス・レスピロニクスの場合は、この先の「睡眠呼吸障害」の治療につながるのですが、でも、つかっているデバイスは、加速度センサーが着いた身に付ける形状のものです。

さらに同じPHILIPSがAPPLEと手を組んで発売した、家庭用の照明をコントロールする【PHILIPS hue】と、このデバイスが別々の路線を行くとはとても思えません。

”Philipsのhueは欧州のアップルストアで独占販売”から見えてきた!家庭の電化製品と空間をコントロールするのはPhilips主導?それともApple? | スマートライト|照明についてのポータルサイト

Actiwatchの方には「環境照度ライトセンサー」がついているなんて、あきらかに照明と睡眠を関連付けたなにかがおこりそうですよね!

ちょっとビジネスになるそうな雰囲気が充満していると思うのは、私だけ?

2. 個人から生体ログを取るデバイスの部分と、その情報をもとに付加価値を与えるサービス部分の2つに、ビジネスが分かれそうだ

UP by Jawboneも、フィリップス・レスピロニクスのActiwatchもそうですが、普通の中小企業がこういったデバイスを開発するのはとてもハードルが高いです。

この場合、デバイスだけでなく、ユーザーの生体情報をクラウドで保管・運用するための体勢も必要になります。

これまでは資本をもたない小さな企業や個人が、こういったビジネスに関連するのは難しかったのですが、どうやらこのビジネスはおおきく2つの部分にわかれそうです。

ひとつは、生体ログを取るデバイスとそのログをサーバーに収集する企業。今回私が購入したJawbone社もそうですし、同様のものをFitbit社でも発売しております。

両社ともに、開発者向けのAPIを提供しており、自社のサービスだけでなく、収集した個人生体ログをもとに、第三者がサービスをつくることを前提にしています。

そしてもうひとつの方がそのAPIを利用してサービスを提供する企業。

たとえば、iPhoneのGPSを使ってランニングの目標管理と記録、友人との交流などを提供するRunkeeprというサービス。

RunKeeper ランニングもウォーキングも GPS 追跡 3.5(無料)App
カテゴリ: ヘルスケア/フィットネス, スポーツ
販売元: FitnessKeeper, Inc. – RunKeeper, LLC(サイズ: 24.7 MB)

また、MyFitnessPalという、食事や運動、体重の管理などをするサービスなど。

Calorie Counter & Diet Tracker by MyFitnessPal 3.7.1(無料)App
カテゴリ: ヘルスケア/フィットネス, ライフスタイル
販売元: MyFitnessPal.com – MyFitnessPal LLc(サイズ: 19.8 MB)

実際は、APIを利用するのにどんな条件になるのかは不明ですが、生体ログを使ったビジネスをやりたいと思った時、資本が少ない会社でも、そのサービス部分に特化したところからビジネスを始めることができます。

3.生体ログを取るデバイスの部分は投資が必要になるが、後者の部分は誰でもチャンスがあること

個人の身に付けるもの、毎日使うもの(毎日動作するもの)といったことから、買って終わりのビジネスではなく、一度サービスを採用したら、毎月課金が発生する形式になります。

また、個人の健康状態の変化によって、次のサービスの採用にもつながり、その人がそのサービスをどれだけ必要としているのかは、個人よりも、多くの人数のデータを収集している中央側には一目瞭然です。

まさしくSFのように、全体が各個人の管理をするというような、ちょっと怖いところはありますが、それでもこういった技術が実用化されているのは現実です。

今後、デバイス側が主導権をにぎるのか、サービス側が主導権を握るのかはわかりませんが、すでにこういった生体ログを利用して開発をするための扉は、大きな資本を持たざるものにも開かれている状態なので、まずは自分もこのUP by Jawboneを腕に取付、個人の生体ログを中央に送るという流れに乗ってみたいとおもいます。

ちなみに、GPSや生体ログツールが今後普及すると、万が一の時に生存者の発見ってされやすくなるとおもったのですが、それはそれで、意味のあることだとおもうのですが、直感的になんか怖いなぁと、目の前にあるiPhoneを見ながら思いました。。

P.S.

ちなみに、私が購入したUP by Jawboneは結局2ヶ月程かかりましたが、今は在庫があるようです。

照明のビジネスを「勝者総取り」するのは、iPhoneやMacBookProをつくっているAppleなのかもしれないとWiFiSlam買収とPhilips hueの流れで思った

WirelessWire Newsにて、「アップル(Apple)が屋内位置情報関連の技術を開発するワイファイ・スラム(WifiSlam)という新興企業を約2000万ドルで買収した」という記事が出ていた。

アップル、屋内位置情報サービスのワイファイ・スラムを2000万ドルで買収 – WirelessWire News(ワイヤレスワイヤーニュース)

WiFiSLAMのサイトは現在は見れない状況なので、下記のangel.coというサイトでみてみると、

WiFiSLAM – Indoor GPS

Allow your smartphone to pinpoint its location (and the location of your friends) in real-time to 2.5m accuracy using only ambient WiFi signals that are already present in buildings.
We are building the next generation of location-based mobile apps that, for the first time, engage with users at the scale that personal interaction actually takes place. Applications range from step-by-step indoor navigation, to product-level retail customer engagement, to proximity-based social networking.

スマートフォンから室内にあるWiFi信号を使いて2.5mの精度での位置情報を特定する技術を開発しており、位置情報に個人的なアクション(購買など)を結びつけたり、屋内でのナビゲーションや、位置が近いことのSNSなどにつなげるつもりのようだ。

そんな技術をもつ会社をAppleが買収した。

そのAppleといえば、昨年のIOS5へのアップデートの際、地図アプリがそれまでのGoogleMapからApple製の出来の悪い(当時)地図になり非難轟々であったが、同時に、iPhoneのナビゲーションに自分たちがいかに依存していたかをあらためて実感することになった。

当時はなんでAppleが無理やりGoogleMapから自社製の地図アプリにしたのかあまり深く考えていなかったのだが、すっかりスマートフォンのナビゲーション依存になった人々と、そして、今回のWiFiSLAMの買収によって、現在自分のいる店舗が明確になるほど精度が高くなった位置情報の技術が、O2O(オンライン・ツー・オフライン)とよばれるネット上からリアルな店舗での購買に結びつけ広告宣伝の効果を発揮するシステムとしてできあがることで、昨年の無理やりおこなった地図アプリの内製化というのも理解できるようになる。

IMG 5222

さて、ここから照明の話。

Appleと照明といえば、昨年、Philipsと組んでリリースした家庭内コントローラーとRGBのLED電球のセットとなったHueがある。

”Philipsのhueは欧州のアップルストアで独占販売”から見えてきた!家庭の電化製品と空間をコントロールするのはPhilips主導?それともApple? | スマートライト|照明についてのポータルサイト

これはこれで、Phiipsの家電や制御の技術とAppleのもっているスマートフォンやユーザーインターフェイスとの組み合わせで、家庭内にある冷蔵庫やTV、オーブンなど電気を使う機器もいずれはPhilipsとAppleの支配下になってしまうのではないか?と思うのだが、今回はそれが家庭だけでなく、店舗や施設、公共エリアまでも広がってしまうのではないかと思う。

なぜならば、今回のライティング・フェアでもBEMSやHEMSなど制御のシステムがいくつも展示されていたが、それらと、Apple、もしくはAppleがユーザー自身に作らせるユーザーインターフェイスやシステムと正面から比較されたときに、どちらがコストや使い勝手で魅力があるかということを考えた時に、それは明確であるからだ。

もちろん、”そんな簡単にはいかない”と思える点はいくつもある。でも、あくまでも現状の話に過ぎない。

照明のビジネスを「勝者総取り」するのはどこなのか?と考えた時に、それはもしかしたら、今、僕達がよろこんで使っているiPhoneやMacBookProをつくっているAppleなのかもしれない。

迫り来る「勝者総取り」の世界。照明業界はどこが勝者になる?もしくは照明以外の企業が照明ビジネスを総取りしてしまうのか? | スマートライト|照明についてのポータルサイト

Philips hueをAppleのSiriで音声コントロール!から感じたヒト・モノ・カネから創造性・プログラミング・コミュニケーションが求められる時代

昨年発表され話題になったPhilipのHueというLED電球。

iPhoneやiPadで自由に制御したり、アプリをつくったりできることがとても衝撃的だったのですが、こちらの動画では、そのPhilipsのhueを、AppleのSiriを使い音声制御している様子が紹介されています。

philips-hue-siri

動画には、iPadにSiriを使って男が指示をするとそれにたいしてSiriが照明の制御を行い回答する様子が映されています。

男: ”Siri, 玄関のライトつけてもらえる?”
Siri : “玄関のライトをつけました”

男: ”Siri, キッチンのライトを落としてくれ”
Siri : “これでいい?”

これ、まさにSFの映画や小説で、人間がコンピューターに言葉で指示をするシーンが現実になった状態ですよね!

あまりにも、ごく普通にできてしまっているので、自分が子供の頃に見たSF物語のシーンと結びつけていいものかどうかなんとも言えないのですが、この技術があれば、あのころは非現実的だったことが実現できるのは間違いないと思います。

もちろん、まだまだ実際に音声で指示をしてから、制御を実行、回答するまでのタイムラグがあるので、違和感はありますが、これってすごいことだと思います。

さらにすごいことに、これ、どっかの政府や大企業レベルの予算を必要としていなくて、中小企業はもちろん、学生でさえこれに必要な機器を用意することができるというところ。

つまり、必要なのは、お金とか設備じゃなくてどうやって使うかという企画力と、それを実現するプログラミングの能力だけということ。

ところで、つい最近読んだこちらのブログで紹介されていた”企業が「帝国化」する アップル、マクドナルド、エクソン~新しい統治者たちの素顔 (アスキー新書)”という本。

Chikirinの日記

この中に、

これから大事になるのは創造性です。アートと言ってもいい

と書かれており、まさにこの動画を見て感じた”ヒト、モノ、カネ”でないのだなぁと感じました。

よくある言い方で、これからの時代に求められることを言うと

3つのC

Creativity 創造性
Coding プログラミング
Communication コミュニケーション

なのかなと思います。はい。

Developer Uses Siri To Control Phillips Hue Lights | Cult of Mac

追記

Kindleで購入してこの本を読み始めたのですが、かなり怖い本です。
でも、知っておいた方が良い内容ですね。

経済産業省のオープンデータ実証用サイト「Open DATA METI」(β版)公開とPhilips、Appleの「Hue」に感じた時代の流れとは?

おはようございます。スマートライト中畑です。

最近は直管形LEDのソケット規格や水銀条約のことなどもあり、たまに経済産業省のリリースをチェックしているのですが、こんなリリースを見つけました。

白書や統計などの公表データがより一層活用しやすくなります~オープンデータ実証用サイト「Open DATA METI」(β版)の公開~(METI/経済産業省)

リリースには、

この取組は、経済産業省が保有している白書や統計などの公表データを、これまで以上にビジネスなどの民間での利活用につなげるため、より加工しやすい形で保有データを公開するものです。

と書かれており、各業界の統計データなどがMS-Excelのファイル等で取得できるようです。

ネット上では既に国土交通省が地形情報や施設情報などを、国土政策局GISホームページにて提供されていますが、こちらが位置を示す固定の情報にたいして、経済産業省が公表するのは、その位置にある企業が活動することによって産まれる数字など流れの情報になります。

国土政策局GISホームページへようこそ

今回、「オープンデータ実証用サイト「Open DATA METI」(β版)」がさらに興味を引くのは、オープンデータアイディアボックスという情報発信側だけでなく、利用者の意見をききいれるシステムが作られていること。

これ、どういうことかというと、昨年発表になったPhilipsとAppleが組んで家庭の照明をコントロールできる照明システム「Hue」の例を出すと、「Hue」はPhilipsでもAppleでもない一般の企業や開発者が自由に制御できるように仕様を公開していたり制御する部分のプログラムを無償で提供しているので、使い方は自分たちだけで考えるのではなく、誰でも自分なりの使い方を考えて、プログラミングさえできればそれを実現するシステムがつくれてしまうというところ。

さらに一昔前までは、その仕様を利用するためにはライセンス費用を払わなければいけなかったんだけど、PhilipsとAppleの「Hue」については、規約はあるもののその範囲内であれば自由にその機能を使うことができるというもの。

”Philipsのhueは欧州のアップルストアで独占販売”から見えてきた!家庭の電化製品と空間をコントロールするのはPhilips主導?それともApple? | スマートライト|照明についてのポータルサイト

で、今回のこのオープンデータアイディアボックスは、一般の人が自由に経済産業省がもっているデータを使う方法についての意見を言えるシステムをつくり、内容によってはそれを実現するためのデータの公開をしてくれたり、使いやすいようなシステムも考えてくれるということ。

「Hue」と今回の経済産業省のオープンデータアイデアボックスに共通しているのは、使い方を提供側だけで考えるのではなく、利用者側が考え、かつそれを実現できるというところ。

現在はまだ「利用活用事例」は出ていないようですが、先ほどの国土政策局の位置的な情報と、経済産業省のもっている各種統計情報を組み合わせることができると、地理的な情報に産業の変化を視覚的に表現することができて、なにかできそう。

うまく説明できないけど、どんなビジネスでお金が消費されているのかを見せることができたりして、世代間の感覚の違いを説明できたりするのではないかと思ったりしています。

ということで、データが外部から利用できる(APIが公開される)ようになったら、プログラムを組んでみたいなぁとワクワクです。

Opendatameti