2016年9月13日、NECライティング(社長:紙屋 司、本社:東京都港区)が、世界的に課題となっている地球温暖化防止を目的とし、LED照明など高効率照明への置き換えの促進を図るべく、2018年3月をもって蛍光灯器具の生産を終了するとの発表がありました。
2018年3月に販売終了となるのは一般蛍光灯照明器具
今回販売終了となるのは一般蛍光灯照明器具とよばれるもの。蛍光灯(ランプ)には直管タイプとコンパクトタイプの2種類あるが、コンパクトタイプの蛍光灯器具は既に販売を終了しており、2018年3月を持ってNECライティングは直管、コンパクトタイプ合わせて蛍光灯器具の販売が終了になります。


メンテナンス用の蛍光灯(ランプ)の販売は継続
蛍光灯器具ではなく蛍光灯(ランプ)の方はメンテナンス用として今後も販売は継続されます。
ただし、昨今、LED照明への切り替えが大きく進んでおり、蛍光灯事体の生産量は減少傾向にある為、生産量が少ない蛍光灯については他社を含め代替えとなる商品を考慮しながら検討することがあるとのことでした。
まとめ
蛍光灯(ランプ)は白熱電球やハロゲンランプに比べて省エネ性能が高いランプである為、LEDが出た当初はまだまだ蛍光灯の代替えにはならないと思われました。
しかし、現在市場で販売されているLEDは効率120lm/Wはおろか190lm/Wを超えるものも製品とされており、これは一般的な蛍光灯 FLR40Wの75lm/Wだけでなく、インバータ式とよばれさらに省エネといわれたFHF32Wの110lm/Wをも上回る性能です。
一般蛍光灯照明器具の代わりになるLED照明器具は、NECライティングからはNuシリーズ(ニュー)、パナソニックからはiDシリーズ、三菱電機からはMILIEシリーズ(ミライエ)など、各社既存の蛍光灯よりも省エネでコストパフォーマンスの高いラインナップを投入しており、そこにはさらに照明専業メーカーのオーデリック、遠藤照明、コイズミ照明なども同じラインナップを持っています。



よって、ユーザー側として各社比較検討し有利な価格で購入できる照明器具になっており、そういったことも追い打ちをかけて、既に蛍光灯照明器具が選ばれる機会はほとんどなくなっております。
NECライティングの蛍光灯照明器具販売終了は、2018年3月とのことです。