ソフトバンクヘルスケアがサービスを開始。国内ヘルスケア関連IT市場を征するのはPHILIPS?それとも?

おはようございます。スマートライト中畑です。

携帯電話の会社がヘルスケア部門を設立?

10年ぐらい前なら、”これからは高齢化社会を迎えるからヘルスケア事業も大事だよねぇ”、などとわかったようなことを言ったかもしれませんが、各個人が常時通信できかつ位置情報を取得できるスマートフォンを持ち、クラウドを通して非同期でその他の様々なサービスと連携できる今現在においては、

”ソフトバンクもついにここに参入か!”

という印象です。

ネタはこちら、ソフトバンクモバイル株式会社のスマートフォン向けの新サービス「SoftBank HealthCare (ソフトバンク ヘルスケア)」。(5月に発表してたんですね)

softbank helthcare

こちらは、「Fitbit Flex」という体につける生体ログツールと、スマートフォンを連携させることにより、主に次の4つの機能を月額525円で提供するというもの。

  1. 日々の運動量を記録
  2. 睡眠の記録と改善サポート
  3. 24時間無料健康相談
  4. ログ蓄積による体の分析と予測

今まで、NikeもUP by Jawboneも、どちらかといえばスポーツを通した健康というイメージですが、今回のソフトバンクヘルスケアは、「無料健康相談」という機能の提供で、看護師・栄養士・医師などと連携し、食事と医療といった次のサービスを提供する土台があります。

ちなみに、現在、生体ログツールと通信を使って医療で治療までを提供している会社に、オランダ・フィリップス社のグループ会社、フィリップス・レスピロニクス合同会社があります。

フィリップス・レスピロニクス合同会社

フィリップス・レスピロニクスの方は医療のイメージが強いので、ソフトバンクヘルスケアとは分野が違うように見えますが、これ、確実に競合しそうです。

ソフトバンクの方が通信を持っていることに加え、外部の会社の技術を導入しながら柔軟に動けそうなので、こちらの方が大きくなりそうですが、フィリップスの場合はAppleと組んで開発したRGB・LED電球のHueという製品があり、これが普及するとAppleのUIとPHILIPSの制御をそなえたコントローラーが各家庭にセットされるようになります。

こうなると、フィリップス側はソフトバンクのもっていない電化製品や家庭にある様々な設備との連携をすることができ、照明、空調、音響、映像などを使って、人の状態によって空間を制御する、もしくは、空間を制御して人の状態をコントロールするということができるようになります。

”Philipsのhueは欧州のアップルストアで独占販売”から見えてきた!家庭の電化製品と空間をコントロールするのはPhilips主導?それともApple? | スマートライト|照明についてのポータルサイト

人が自分の意志でなく、第三者の意志によってコントロールされることが幸せなのかどうなのかはわかりませんが、自分をコントロールしないことによっておこる生活習慣病がお金だけでなく、多くの命を失っていることを考えると、介入される理由はいくつもでてきそうです。

さて、この部分、「国内ヘルスケア関連IT市場」という市場で、IDC Japan株式会社が今年の3月に発表した予測によると、2013年で1兆円の市場で今後5年間で毎年1.8%程の平均成長になるとしています。

国内ヘルスケア関連IT市場予測を発表

何気ないソフトバンクの新しいサービスのニュースですが、実は私達照明業界の人間にとっても、これからおきる大きな変化のひとつの発端なのかもしれませんよ。

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