UP by Jawboneが到着。生体ログと医療とPhilips Hueなど環境コントロールがつながる未来

こんにちは、スマートライト中畑です。

4月末に発注した生体ログツール、UP by Jawbone が、度重なる納期変更の末にようやく我が家に届きました。

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生体ログツールというのは個人の生体情報を記録するためのデバイスで、この【UP by Jawbone】の場合はものすごく簡単に言うと”睡眠時間も記録できる万歩計”です。

実際には動きを3Dで感知する三軸加速度センサーが搭載されているので、普通の万歩計よりもかなり高性能なのですが、お値段が約13,000円。

普通の人は、

”万歩計なんて、1000円もしないのになぜ13,000円も払ってこんなものを買うの?”

と思われるとおもいますが、私はこの何気ないデバイスの将来へのビジネスへの大きな可能性と、SF的にちょっと恐ろしい未来に備えて購入してみました。

1. 今後、個人の健康をサポートするビジネスの市場は今後ますます大きくなること

フィリップス・レスピロニクスという会社をご存知ですか?

上記のサイトには、呼吸医療と睡眠医療の専門企業として在宅用、病院用として4つの事業を柱にしていると書かれているのですが、中でも製品情報の中にActiwatch 2とActiwatch Spectrumという製品があります。

actiwatch

この製品の説明をみてみると、

Actiwatch 2は本体側面に任意の時刻記録可能なイベントボタンと活動量測定用加速度センサー・環境照度ライトセンサーを備えたスタンダードタイプです

とのこと。で、「UP by Jawbone」に環境照度ライトセンサーはありませんが、加速度センサーは搭載されています。

ちなみに、このActiwatchという製品の説明には、

不眠症をはじめとする睡眠障害に関する睡眠の質やサーカディアンリズムなど、長期間の生体リズムの測定とその解析に威力を発揮します。操作は簡単・快適で、洗練されたデザインです。

と書かれており、腕時計のような形状で個人の眠りについての情報を取得するためのデバイスです。

フィリップス・レスピロニクスの場合は、この先の「睡眠呼吸障害」の治療につながるのですが、でも、つかっているデバイスは、加速度センサーが着いた身に付ける形状のものです。

さらに同じPHILIPSがAPPLEと手を組んで発売した、家庭用の照明をコントロールする【PHILIPS hue】と、このデバイスが別々の路線を行くとはとても思えません。

”Philipsのhueは欧州のアップルストアで独占販売”から見えてきた!家庭の電化製品と空間をコントロールするのはPhilips主導?それともApple? | スマートライト|照明についてのポータルサイト

Actiwatchの方には「環境照度ライトセンサー」がついているなんて、あきらかに照明と睡眠を関連付けたなにかがおこりそうですよね!

ちょっとビジネスになるそうな雰囲気が充満していると思うのは、私だけ?

2. 個人から生体ログを取るデバイスの部分と、その情報をもとに付加価値を与えるサービス部分の2つに、ビジネスが分かれそうだ

UP by Jawboneも、フィリップス・レスピロニクスのActiwatchもそうですが、普通の中小企業がこういったデバイスを開発するのはとてもハードルが高いです。

この場合、デバイスだけでなく、ユーザーの生体情報をクラウドで保管・運用するための体勢も必要になります。

これまでは資本をもたない小さな企業や個人が、こういったビジネスに関連するのは難しかったのですが、どうやらこのビジネスはおおきく2つの部分にわかれそうです。

ひとつは、生体ログを取るデバイスとそのログをサーバーに収集する企業。今回私が購入したJawbone社もそうですし、同様のものをFitbit社でも発売しております。

両社ともに、開発者向けのAPIを提供しており、自社のサービスだけでなく、収集した個人生体ログをもとに、第三者がサービスをつくることを前提にしています。

そしてもうひとつの方がそのAPIを利用してサービスを提供する企業。

たとえば、iPhoneのGPSを使ってランニングの目標管理と記録、友人との交流などを提供するRunkeeprというサービス。

RunKeeper ランニングもウォーキングも GPS 追跡 3.5(無料)App
カテゴリ: ヘルスケア/フィットネス, スポーツ
販売元: FitnessKeeper, Inc. – RunKeeper, LLC(サイズ: 24.7 MB)

また、MyFitnessPalという、食事や運動、体重の管理などをするサービスなど。

Calorie Counter & Diet Tracker by MyFitnessPal 3.7.1(無料)App
カテゴリ: ヘルスケア/フィットネス, ライフスタイル
販売元: MyFitnessPal.com – MyFitnessPal LLc(サイズ: 19.8 MB)

実際は、APIを利用するのにどんな条件になるのかは不明ですが、生体ログを使ったビジネスをやりたいと思った時、資本が少ない会社でも、そのサービス部分に特化したところからビジネスを始めることができます。

3.生体ログを取るデバイスの部分は投資が必要になるが、後者の部分は誰でもチャンスがあること

個人の身に付けるもの、毎日使うもの(毎日動作するもの)といったことから、買って終わりのビジネスではなく、一度サービスを採用したら、毎月課金が発生する形式になります。

また、個人の健康状態の変化によって、次のサービスの採用にもつながり、その人がそのサービスをどれだけ必要としているのかは、個人よりも、多くの人数のデータを収集している中央側には一目瞭然です。

まさしくSFのように、全体が各個人の管理をするというような、ちょっと怖いところはありますが、それでもこういった技術が実用化されているのは現実です。

今後、デバイス側が主導権をにぎるのか、サービス側が主導権を握るのかはわかりませんが、すでにこういった生体ログを利用して開発をするための扉は、大きな資本を持たざるものにも開かれている状態なので、まずは自分もこのUP by Jawboneを腕に取付、個人の生体ログを中央に送るという流れに乗ってみたいとおもいます。

ちなみに、GPSや生体ログツールが今後普及すると、万が一の時に生存者の発見ってされやすくなるとおもったのですが、それはそれで、意味のあることだとおもうのですが、直感的になんか怖いなぁと、目の前にあるiPhoneを見ながら思いました。。

P.S.

ちなみに、私が購入したUP by Jawboneは結局2ヶ月程かかりましたが、今は在庫があるようです。

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