照明の基礎知識 光とは…【1】

分光(スペクトル)とは

私達が普段【光】といっているものは電磁波という波のある部分を言います。電磁波には他に病院の放射線治療の時に使う「ガンマ線」や、レントゲン検査装置で利用されている「X線」、私達がTVや携帯電話などの通信で使用する「ラジオ電波」などがあります。

一般的にその電磁波の中でひとつあたりの波の長さ、いわゆる波長が380nm〜780nm(ナノメートル)の範囲にあるものを、目に見える光の電磁波ということで「可視光」と言います。

ちなみに、病院のスリッパや、サウナでクシがはいっている箱についている青い光は、紫外線という電磁波の一種で350nmあたりの波長の電磁波を使っています。

光の波長

(電磁波の波長) 
※パナソニックランプカタログより

通常私たちは、可視光を無色の光として見ていますが、実は光には様々な色があり波長の短い方から青紫、青、青緑、緑、黄緑、黄、黄赤、赤の光色に分かれ、虹のような縞模様となっています。このように光の色が分かれている事を分光(スペクトル)と言います。

分光分布とは

光には様々な色が存在しますが、その光の波長を測定する事で、どの色がどの程度の割合で含まれているかを表したものが分光分布です。
使っている光源によって、空間の雰囲気が違うのは感じている方は多いかと思いますが、それは、光源によって分光分布が違うからなのです。下記が一般的な光源別の分光分布図を御紹介します。

●LED電球、白熱電球、ハロゲンランプ、電球形蛍光灯、蛍光灯、高輝度放電灯(HID)
分光分布図

(図 分光分布図)
※パナソニックランプカタログより

「照明の基礎知識 光とは…【1】」への2件のフィードバック

  1. 分光分布については照明関連メーカー、特にランプメーカーさんは独自性を出すために研究され、ハイレベルなノウハウが蓄積されている分野ですね。
    流行りのLEDはもちろん、美術館用高演色蛍光灯・植物育成用等ここで挙げたらキリがないほど応用範囲は広いです。
    中には熱帯魚用や爬虫類用等もあり、愛好家の中ではそれら特殊ランプについて私達メーカーの人間よりも変態的に(褒め言葉です)詳しい方もいらっしゃいます。
    分光一つとってみても全てを把握するのは難しいですが、知識として知っておきたいところですね。

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