君は「黄金のランプ」を見たか!?

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The Treasure Map / cameronparkins

みなさんは「黄金のランプ」を見たことありますか?

こう言うと、まるで「伝説のランプ!」というような感じですが、工業的に正しく言い換えると、「黄金のランプ」とは反射板に金蒸着をしたランプのことです。

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さて、この「黄金のランプ」はどんなところにつかわれているかというと、対象物を切ったり穴を空けたりすることなく状態を判断するための検査(非破壊検査)をする装置の光源や、光を集めることによって温度を上げ素材の加工等を行う装置の光源として使われています。

どちらも、私達が普段ランプに求める「可視光」ではなく、「赤外線」という光の成分(波長域)を使います。また、金という素材は光の反射率がとても高いので、フィラメントから出る光を後ろに漏らさず有効に使えるよう反射板に金蒸着をおこなうのです。

一方、店舗照明などに使われているミラー付きのハロゲンランプは、なるべく照射対象に熱があたらないよう、反射板で熱は後ろに透過させ光を反射させるようにしています。このミラーのことをダイクロイックミラーといいます。

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ちなみに、私達にとって「金」といえば装飾用というイメージが強いですが、下記、田中貴金属株式会社のサイトをみてみると、貴金属被膜形成や電気接続技術、メディカルなど工業的に「金」が使われていることがわかります。

田中貴金属|工業製品一覧

一方ではなるべく照射したくない「熱」を、別のアプリケーションではできるだけ有効に利用したいとおもっていることとか、普通の人がイメージしている「金」とは全くことなる「金」の用途とか、世の中本当にいろんな世界や価値観があっておもしろいですよね。

ということで、今日は「黄金のランプ」のご紹介でした。

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