近藤電気のKP-10Sというランプをご存じですか?

近藤電気をご存じですか?

1927年に映写機や投光器用ランプの製造を開始したランプメーカーです。その後、外資系企業からの技術提携や合併、社名変更を繰り返し、現在は宮城県石巻市に本社工場を持つ、河北ライティングソリューションズ株式会社として、日々、高品質のハロゲンランプを中心に製造されています。

ご存じのとおり、現在はLEDの台頭により一般照明や単に明るさだけが必要なハロゲンランプの需要は減少していく一方ですが、可視光や赤外ともに波長域や均一性・照射エリアなど特殊仕様を求められる工業・医療用検査装置、半導体製造装置などには、まだまだこの会社の持つ高い技術力がなければ実現できないものも少なくありません。実際、昨年も多くの企業より光源についての相談があり、顧客の要望に合わせた新製品をいくつも開発し採用されたそうです。

実はなぜこんな記事を書いたかと言うと、今回、倉庫を整理してこんなランプが出てきたのです。

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これは、KP-10S 100V-300Wというランプで、ハロゲンではなく白熱電球です。かつて、8ミリ映写機やスライドプロジェクターなどの光源として非常に多く利用されていたランプで、今でもたまに問い合わせをいただきます。私自身はこのランプの最盛期は知らないのですが、諸先輩の方々からは武勇伝!?や、当時、家庭や学校の暗い部屋で8ミリやスライド映写機が大活躍して子供達や家族が想い出をつくっていた時代のお話をききます。(私も小学校の頃はスライドプロジェクターが大活躍していました)

懐かしいですね。

さて、現在はこのランプを製造していた装置とともに富士電球工業株式会社にこの製造が移管され、FP-10S 100V-300Wという型番で販売が継続されています。

冨士電球工業株式会社

なので、KP-10S 100V-300Wは製造終了しましたが、FP-10S 100V-300Wとおっしゃっていただければ、ランプは入手できますのでご安心ください。

2017年5月19日追記: 残念ながら富士電球も数年前に製造を終了しており現在は入手できません。

ということで、ちょっと想い出に浸りながら記事をアップさせていただいたスマートライトの中畑でした。
(途中から話題が近藤電気からKP-10Sになったことはあまり突っ込まないでください)

河北ライティングソリューションズ株式会社

河北ライティングソリューションズ沿革(公式サイトより引用)

1927年8月
近藤電気工業所創業
映写用ランプ/投光用ランプの製造を開始

1968年4月
GTEシルバニア社との合弁、技術援助契約を締結

1972年11月
近藤シルバニア株式会社と社名を変更
カメラ用フラッシュキューブの生産販売開始

1973年1月
宮城県河北町に工場を建設し、ハロゲンランプの製造を開始
他社に先がけ映写用ダイクロイックコーティングリフレクター付ハロゲンランプをリリース

1992年10月
GTEシルバニア社との合弁契約を解消し、フィリップスライティングホールディング B.V. と合弁契約を締結

1993年2月
近藤フィリップスライティング株式会社と社名を変更

1995年1月
メタルハライドランプの製造を開始

1995年10月
フィリップスライティング株式会社と社名を変更

1997年11月
ISO 9001 認証取得

1998年4月
輸出販売業務を日本フィリップス照明機器事業部からフィリップスライティング株式会社に移行

2002年3月
ハロゲンランプ 100,000,000本生産達成

2004年9月
ISO 14001  認証取得

2006年8月
河北ライティングソリューションズ株式会社としてフィリップスライティングホールディング B.V. から独立

2007年10月
DC HIDの開発を開始し、DC HIDリフレクターランプをリリース

2010年2月
DC HID水銀キセノンランプ、キセノンランプをリリース

2010年12月
Dr. Fischer社(ドイツ)製品の取扱いを開始

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